ラルディーニで実現する、"エブリデイスーツ"

1億総カジュアル化の波を受け、スーツよりもジャケット＆パンツが主流となった時期もありました。しかしメンズウェアの原点へと回帰する気運の高まりもあり、ここ数シーズンは「きちんと、美しくスーツを着ること」に注目が集まっています。つまりは、今はスーツスタイルこそがクールなのです。

では、どのブランドのどんなスーツを着ればいいのでしょうか。品質、着心地、スタイリング、トレンド感、そしてバリエーション。あらゆる面で非の打ち所のない、LARDINIのスーツがおすすめです。いや、LARDINIのスーツさえあれば、他はいらないといっても過言ではないかもしれません。ここで今や押しも押されもせぬ大人気ブランドとなった、LARDINIについて振り返ってみましょう。

アンドレア、ロレーナ、ルイジというラルディーニ家の3兄弟により、LARDINIの母体となる仕立て工房が誕生したのは、1978年。イタリア中部マルケ州の港町・アンコーナ近くの街フィロットラーノがその舞台です。

ルイジがスタイルを、コンピューターエンジニアの学位をもつ兄・アンドレアが技術面と経営を、姉・ロレーナが財務経理を担当するその小さな工房は、高い技術力と誠実な仕事振りで評判となり、多くの著名人の顧客を獲得。さまざまなデザイナーズブランドの生産を請け負うファクトリーとなりました。

そして1993年、満を持してファミリーの名を冠した自社のコレクションを発表。サルトリアの伝統を受け継ぐテーラリングに先進のテクノロジーと現時代性を融合させたモダンなブランドとして、瞬く間に業界随一の存在へと成長、今なお進化し続けているのです。

威厳と風格に満ちたビジネススーツから、洗練された遊び心を演出してくれるカジュアルスーツまで、まさに硬軟自在で正統性とトレンド感を併せ持つスタイルを次々と生み出しているのは、そんな背景を持つLARDINIだからこそ。

オンでもオフでも、"エブリディスーツ"が旬な今だからこそ、月曜日から日曜日まで、いつでもLARDINIで過ごしてみたい。そんな気分にさせてくれる、多彩なラインナップが揃っています。

エレガントでインテリジェント、重厚で風格たっぷりでありながら春夏らしい軽やかさと清涼感もたたえるネイビースーツは、まさに「バンカーズストライプ」と呼びたい堂々たる佇まいが印象的です。爽やかなブルー系でまとめたVゾーンのスパイスとなっているのが、ヴィンテージなフレスコプリントをメッシュ生地で表現したシルクタイ。抑制の効いた遊び心が、ビジネスでの重要な場面も洒脱に彩ってくれます。

極上のアイリッシュリネンを駆使し、艷やかで風合いたっぷりな表情に仕上げたスーツは、落ち着いたブラウンの発色も見事。タイドアップならビジネスシーンにも難なくフィットし、写真のようにドレス系のポロシャツやカットソーと合わせれば、気品漂うリラックスしたスタイルもお手のもの。アンタイドのシャツスタイルとも好相性とくれば、仕事帰りのデートやパーティなど、あらゆるシーンで大活躍してくれること間違いなしです。

　　
　　
　　

　　
　　

一見すると、デニム生地そのもの。しかしコットンにリネンを混紡したソフトでニュアンスたっぷりな生地だから、カジュアルになりすぎないのがLARDINIならではです。あえてのタイドアップで"週末スーツ"っぽく着るのもいいですし、デニムライクなのでカジュアルなアイテムとの相性も抜群。ジャケットとパンツをそれぞれ別々に着用するなど、着回しのアイデアは無限大です。オフの日もエレガンスを忘れない、そんな大人にぴったりのデイリースーツです。

　　
　　

Producer：関山昌宏（Apparel-Web, Inc.）/ Styling：齊藤 知宏（GLOVE）
Photographer：正重 智生（BOIL）/ Hair&Make：船田 秀樹 / Writer：america