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Norio Surikabe株式会社サポートサーフェス代表 デザイナー

研壁宣男

TITLE究極のタイトスカート開発中!

2013.09.19

現在、ストラスブルゴ特注タイトスカートの開発中(ほぼ完成)です。

お話を頂いたのは6月。

特注ものは通常のコレクションラインの商品とはまたちょっと違う意味で力が入ります。

自己に宛てたテーマは究極のタイトスカート。

実はシンプルなアイテムの方がパターン的にも難しいのです。
その中でも特にタイトスカートは難しい。

タイトスカートで特徴を出す為には、素材クオリティー,カラーで見せるという事が単純な方法ですが、サポートサーフェスがやるべき事は先ず究極の原型を作る事。
何処にでもあるようなものでは、絶対いけないのです。でもシンプルでなくてはいけない。




  • ちょっとエッジが利いてて、エレガントで品がよく、程よくセクシーで、ヒップアップに見え、動きやすい。もの。


    • 
試行錯誤、多分10回以上(数えてないです)の仮縫い,試作を重ねようやく形になってきました。

ほぼ完成と思った試作〈1〉をプレゼンしました(これでオッケーをもらいました)が、その後自分的に納得いかず、又修正を加えました〈2、3〉



      ストラスブルゴ.jpg
      〈1〉ほぼ完成形と思っていましたが、小さめのボディにある程度ゆるみを持たせたMサイズ。よく見るとヒップアップ感がまだ足りない。複雑な構造線の布地の字の目を裾に合わせたが微妙な丸みが出ていない。
      〈2〉バックスタイル後ろぶぶんに切り替えを足し、くびれを強調し、字の目をパターンの形に添わせ、アンダーヒップより放射線に字の目を通す事によって優しい丸みを出しました。
       
      フロントはシンプルなハイウエストタイトスカート。
脇線のシームで曲線を出すのではなくヒップの曲線に合わせたパーツパーツがヒップを包み込む。歩いた時のフレアーが優しい。





      まだ見ぬお客様の元にいい気持ちで送り出せそうです。

TITLEsupport surface SS2014 new collection

2013.09.17

ショーが終わり、精神的に一区切り着いたので、先日、映画、風立ちぬを観てきた。
心に余裕が無いとなかなか観に行けない。精神集中する製作期間には刺激が強すぎるため、映画館も、美術館も殆ど行かないし、読書もしない。

過去数回観たアニメ映画では、必ず睡魔にやられて、まともにストーリーを把握出来なかったという経験があるので、この映画も見に行くのを躊躇していたが、睡魔が来ませんようにと心に念じながら鑑賞した。
鑑賞前に意味深なこのタイトルについて考えてみた。
まず、そもそも普段の自分の国語力で「風立ちぬ」の "ぬ" って本当のところ正確な意味が分からない。"ぬ"って、否定?風が立たない?.........な どと、タイトル段階でつまずく。
で、原作の堀辰雄の風たちぬのタイトルの語源でもあり、映画の冒頭?にも出て来たフランス詩人ポール・ヴァレリーの詩『海辺の墓地』の一節から観てみると

Le vent se lève, il faut tenter de vivre
フランス語は解らないので、イタリア語に自動翻訳してみた。(普段余り使えないパソコンの自動翻訳だが、同じラテン系間の言語の翻訳なので信頼してみる)

Il vento si alza, si deve cercare di vivere
風が立つ、生きる事を試みねばいけない

なるほどね。でもなぜそれを、「風立ちぬ、いざ生きめやも」と訳したのか。日本語自体がピンと来ない。難しい日本語だ。
で、調べてみると、(以下ウィキペディアから抜粋)
【「風立ちぬ」の「ぬ」は過去・完了の助動詞で、「風が立った」の意である。「いざ生きめやも」の「め・やも」は、未来推量・意志の助動詞の「む」の已然形「め」と、反語の「やも」を繋げた「生きようか、いやそんなことはない」の意であるが、「いざ」は、「さあ」という意の強い語感で「め」に係り、「生きようじゃないか」という意が同時に含まれている。ヴァレリーの詩の直訳である「生きることを試みなければならない」という意志 的なものと、その後に襲ってくる不安な状況を予覚したものが一体となっている。また、過去から吹いてきた風が今ここに到達し起きたという時間的・空間的広がりを表し、生きようとする覚悟と不安がうまれた瞬間をとらえている。】

らしい。
解ったようななんだか難しい説明だが、とても秀れた日本語訳と感じる。


案の定、上映中二度睡魔に教われてしまった。(アニメの2時間視聴は自分にとってやはり厳しいのかな?)でも目をこじ開けて最後まで観た。
タバコのシーンが多すぎる等、どうでもいい批評があるみたいだが、僕には主人公の感情の起伏の無い台詞がどうも気にかかってしまった。喋り方がフラットすぎで、なかなか感情移入が出来なかった。監督は主人公に透明感を持たせたかったのかな?


エンディングの ユーミンのひこうき雲の挿入は、素晴らしかった。
これが無かったら.........映画の魅力も半減してたのでは。
メロディーとユーミンの歌声、そしてスクリーン上の映像。そして歌詞。


ひこうき雲 

(前中略)
だけどしあわせ
空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命はひこう機雲


この歌詞飛び降り自殺に関連する歌のようだが、それさえも風に靡かせてしまう。

優しさと強さ。



まさに風を感じる映画でした。
前置きが非常に長くなってしまいましたが、
この映画の風になびく色々なシーンを見るたびに、その映像が先日行ったばかりのコレクションのイメージと頭の中でオーバーラップした訳です。

先日のショー映像の公開です。
ショーのキーワードも、靡く(なびく)
どこか、風を意識したショーでした。


靡く ーfloating ー

やわらかく
やさしく
さりげなく
ときをきざむ



    https://vimeo.com/74250656
    (映像はこちらのアドレスでご覧になれます)

    supportsurface SS2014.jpg

TITLEいよいよ明日です。support surface new collection show

2013.09.04

_DSC0413.jpg

いよいよ明日。新コレクションショーです。

東京では一番乗り。NY,PARIS,MILANOより一足早くやっちゃいます。

春夏物なので、ホールではなく太陽の光が差し込む素敵な場所での開催です。
明日の準備の真っ最中ですが、年に2度のこの緊張感は、とても良い刺激です。
会場に来て下さるお客様にも良い刺激になりますように。

そして、台風が近づいているようですが、どうか雨が降りませんように。