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Norio Surikabe株式会社サポートサーフェス代表 デザイナー

研壁宣男

TITLE棉(めん)を育ててみました。

2013.11.26

4月に生地会社の展示会で棉の種を頂きました。
洋服を作る仕事に携わりながら一番身近な繊維の綿がどういった植物でどのように発生するのか知らないでいたので、いい機会だと思いバルコニーで小さな鉢に頂いた種を蒔き、日々の成長を見つめていました。
20130705_0724.jpg種をまいたのが5月中旬、発芽はそれから約一週間。


1185698_490700127689591_1372596788_n.jpg夏に何度か一日足らずの短い寿命の花(案外綺麗!)が咲き、秋にコットンボールが出来たものの、なかなか白いわたは姿を現してくれません。
先週、2つの苗のうちの一つからようやく白いわたが吹き出してきました。
11月に入って、葉っぱが既に枯れかけた様に見えたので、このまま白いわたを見る前に枯れ果ててしまうのか心配でしたが、しっかり生きてくれていました。


_DSC1205.jpg


植物の種は、親の元よりはなれる事によって、自らの成長に必要な養分がより摂取出来るよう新たな生命の基盤の地に根付く。果実を食べる鳥や動物の力を借り遠くまで種を運んでもらったり、風や水に運んでもらったり。
この綿の種の周りに出来るワタも、種の移動の為の様です。
親離れ,独り立ち、我々人間にも何か通じるものを感じます。

小津の映画のようです。


_DSC1199.jpg


さてこの良質な?ワタ。どうしようか?
何気に使用している綿の生い立ちを観察し、少しだけ情が芽生えた次第です。

研壁宣男
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