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NINA RICCIニナ リッチ (Men's)

NINA RICCI (ニナ リッチ)

1883年、トリノに生まれたマリア・ニエリは、夫の姓とニックネームを組み合わせ、パリでニナ・リッチを名乗ります。1932年、パリのカプシーヌ通り20番地にアトリエと試着サロンを併設した自身のオートクチュールメゾンを創設。以降、彼女のデザイン、カット、均整、素材は、ニナ リッチ ウーマンにシンプルな輝きを授けています。1954年、アトリエで彼女のアシスタントをしていたジュール=フランソワ・クラエが、デザイン部門を引き継ぎ、細長いシルエットの象徴的なカーブというメゾンのスタイルが構築されます。1959年の Crocusコレクションと同名の有名なスーツは、大きな成功を収めます。その後、メゾンはMademoiselle Ricciラインを発表し、そのセミクチュールの作品は、ブランドのプレタポルテの端緒となります。新クリエイティブディレクターに英国系アメリカ人デザイナーのハリス・リード(Harris Reed)を起用。ハリス・リードは1996年生まれで、2020年にセントラル・セント・マーチンズを卒業後、自身の名を冠したブランドを立ち上げ2023年にファーストコレクションを発表しドラマチックなシルエットと強い色使いで注目を集めた。体型やジェンダー、セクシュアリティーにとらわれないキャスティングで、多様性を訴えジェンダーフルイドなテーラードスタイルを打ち出した。カラフルな色使いやワクワクする要素を持ち、創業者の大胆さ、アーカイブのシルエットやテクスチャー、色に着目して「フェミニニティー」にフォーカスしたコレクションを展開する。

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