1947年、イタリア南部のシチリア州タオルミーナに生まれ、2018年に惜しまれながらこの世を去ったサルトリア ミラネーゼの巨匠、Tindaro De Luca(ティンダロ・デ・ルカ)。
地元タオルミーナの巨匠、フィリッポ・グレゴリオに学んだのち、14歳でローマに渡り、ドメニコ・カラチェニと同時代を生きた伝説のサルト、チロ・ジュリアーノに師事。その後ミラノに移り、当時最も腕利きのカッターだったジョヴァンニ・リズーリアのもとで研鑽を積みました。
ルカ氏のスーツの最大の魅力は、名サルトたちとの抱負な仕事からたどり着いたその独自のスタイルです。本人の嗜好が滲む英国的な香りと構築的なつくり、そしてしっかりとりした肩のラインや胸のボリュームなど細部にまで宿る威厳は、まさにデ・ルカ氏のこれまでのキャリアが刻み込まれていると言えるでしょう。
そんな名実共に真のマエストロであったルカ氏が1970年代~2000年代に製作し自身が着用した貴重なコレクションを、期間限定で特別に展示・販売いたします。店頭にはブリティッシュな印象のサマーウールやクラシックなストライプ柄などバラエティーに富んだスーツやジャケットなど、約50着の圧巻のコレクションが揃います。普段、実物を見ることさえも難しい貴重なアーカイブピースに触れることのできるこの機会に、ルカ氏への憧憬とその美しい手仕事への感嘆を味わってみてはいかがでしょうか。
DATE|日程
5月9日(木)~5月21日(火) 大阪店 ☎ 06-6243-7842
5月23日(木)~6月5日(火) 南青山店 ☎ 03-3470-6367
PRICE|価格一例
2ピーススーツ:¥100,000(+tax)~
3ピーススーツ:¥120,000(+tax)~
そのほかジャケット、ジレ、パンツがございます
※ティンダロ・デ・ルカ氏自身が製作し着用したものなので、ユーズドのアイテムになります。