クルチアーニで知る、コットンニットのリュクス感

クルチアーニの製品に袖を通すと、本当の意味での"ラグジュアリー"というものを実感できます。それは、最上質の素材を駆使し、身体を優しく、心地よく、無駄なく、そして美しく包み込んでくれるから。研ぎ澄まされた上質さこそが、究極のデザイン性を生み出しています。本当のラグジュアリーとは自分も、周囲の人も優雅な気持ちにさせるものであり、独りよがりに贅を尽くすことでは決してないのです。

そんな常識を改めて気づかせてくれるのが、クルチアーニのコットンニット。クルチアーニといえばカシミヤ素材を思い浮かべる方も多いと思いますが、これからの時季に大活躍してくれるコットン素材も見逃せません。むしろ、変わりやすい天候や気温への対応、夏に向けて涼やかなルックスも欲しくなってくる今こそ、落ち着いた発色とほどよい重量感、滑らかな肌触りが味わえるコットンニットが狙い目。そしてクオリティの差が如実に現れるアイテムでもあります。

まずご紹介したいのが、スタンドカラータイプのカーディガンです。適度なニット感と素材の良さを堪能できるミドルゲージで、ボディと同色のボタンを使用しワントーンで統一。ミニマルかつクリーンに仕上げています。身頃、襟、前立て、袖、袖口と、多彩な編み替えることにより静謐ななかにも豊かな表情を演出。シャツにもカットソーにも合わせやすい襟が、圧倒的な着回しやすさを物語っています。
フライのストライプシャツに、PT01のホワイトリネンパンツ、足元にはエドワード グリーンのスエードスリッポン。こんなスタイリングなら、春から夏のオフタイムをエレガントかつカンファタブルに過ごせるはずです。

続いて、コットンにシルクとリネンを混紡した、クルーネックのローゲージニットです。ざっくりと立体的に編み上げた1枚は、リラックスしたムードを強調。とはいえウールよりも上品で、モダンな印象を与えてくれます。ポイントはやはり、シルク特有の艶やかさ。リネンのドライなタッチも加わることで、肌触りがよくカジュアルなのに、大人な面構えを手に入れた逸品です。
おすすめは、キーレッドのダウンベストを合わせたスポーティーなスタイル。ダウンベストといっても、そこはさすがのキーレッドです。美しくシャープなカッティングで、緊張感のあるテーラリングスタイルに格上げ。インコテックスのコットンパンツにコモン プロジェクトのホワイトスニーカーというスタイリングなら、ニットの立体的な表情をさらに強調させることが可能です。

そして最後に、鹿の子編みのロールネックニットをご紹介いたします。コットンニットの形としてはオーセンティックなロールネックですが、クルチアーニの新作は襟のロールが控えめで、繊細。太目のリブも、さりげないアクセントとして効果的です。目がしっかりと詰まっている生地も、とてもスマートな表情です。
PT01のチェックパンツに合わせ、Tシャツ感覚で無造作に着る−−−そんなシンプルな着こなしにもぴったりな傑作は、キーレッドのリバーシブルコートとも相性抜群。流行に左右されることなく、タイムレスに活躍してくれることでしょう。これこそまさに、"ラグジュアリー"。いち早く手に入れておきたい、お勧めのアイテムです。