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表紙

フリッツ・ハンセンは、タイムレスなデザインを生み出すことを使命とする高級家具ブランドです。1872年にデンマークで創業、拠点を置き世界中にショールームを展開しています。
たった一つの家具で部屋、建物全体が美しく、そこでの生活や働く人々が気持ちよく過ごせると信じ、快適さに妥協することなく、美しい家具をデザインすることを目指しています。同社の代表的なデザイナーのひとりであるアルネ・ヤコブセンが60年前にデザインした「エッグチェア」。始まりはホテルのロビーに設置されるチェアで腰を掛けた瞬間、音、視線などを遮り、包み込まれるようなフォルムが大きな特徴です。座る者に安らぎと静寂を与えてくれるチェアは今やフリッツ・ハンセンを代表する作品です。
そんなエッグチェアにストラスブルゴが展開する服地からもオーダーができるトランクショーが実現いたしました。

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フリッツ・ハンセン ジャパンのリテールセールスマネージャー鈴木氏にストラスブルゴ販売部部長である門石が対談をおこないフリッツ・ハンセンの魅力について対談いたしました。フリッツ・ハンセンの更なる世界観を対談形式でご堪能ください。

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Q1.長い歴史をもつフリッツ・ハンセン様で最も重要としていることはどういったことなのでしょうか?

鈴木 氏「147年の歴史の中でフリッツ・ハンセンが作り上げてきたヘリテージを守り、そのDNAを受け継ぐ新しいデザインアイコンを生み出し、インテリアデザイン界を牽引し続ける存在であることです。デザイン、品質、耐久性に優れた製品を開発・製造することは、お客様が長く愛用できる製品をご提供し、サスティナブルな社会への貢献に繋がると考えています。」

Q2.今回ストラスブルゴでイベント開催に至った経緯となぜエッグチェアでイベントを開催するのでしょうか?

鈴木 氏「今年からリブランディングに取り組んでいくなかで広い世代と沢山の方々に訴求したいという思いと、インテリア業種だけではなく他の業種とも取り組んでいくことでより可能性を感じました。以前に門石さんとの間で実現した憧れのストラスブルゴさんとのPOP UP開催では他の業種からも非常に反響があり、また新たなイベントを開催することができないものかと。」

門石「そんな熱い思いをありがとうございます。ではなぜエッグチェアに絞ったイベントになったのでしょうか?」

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鈴木 氏「まずはストラスブルゴさんの取り扱われている商品やご愛顧されているお客様にはやはりフリッツ・ハンセンを代表するプレミアムな商品であることが重要と思いエッグチェアが最初に頭に浮かびました。エッグチェアでスペシャルなイベントにしようと。」

門石「私もそれはすごく共感しますね。あとは服地を使うということも決め手でしたよね。」

鈴木 氏「せっかく、ストラスブルゴさんと取り組むなら従来通りだと意味がないと思いました。服地を使えたら非常に面白くなると感じ、魅力的な企画になるのではないでしょうか。実際に国内では非常に珍しい企画ですので楽しみです。」

Q3.エッグチェアの細かな特徴をお伺いできますか?

鈴木 氏「生地が職人により手縫いで貼られていて、1000ステッチも施されており非常に手間がかかっています。レザー貼りだと牛を二頭も使用しており、特殊なレザー加工によりエッグチェアの独特な曲線が表現されています。工業製品ではありますが実は職人のクラフツマンシップにより生み出されています。」

Q4.アルネ・ヤコブセン作品の中でも、エッグチェアが人気の理由はどこにあるのでしょうか?

鈴木 氏「デザインの良さも勿論なのですが、実は1958年、60年以上前にデザインされたモデルです。デンマーク、コペンハーゲンにある当時SASロイヤルホテルという建物の設計から内装まで全てアルネ・ヤコブセンが手掛けており、そのホテルのロビーで使うチェアとしてデザインされたのがエッグチェアの始まりでした。
チェアが左右対称ではなく、彼の彫刻作品として作られたモデル。設計図で幅が決められていたりなどはされておらず、ヤコブセンがガレージで石膏を削り上げて作った型を今もなお使用して作られています。そうした様々な歴史と要素が非常に惹きつけられる人気の理由だと思いますね。」

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門石「革靴の木型のようですね。」

鈴木 氏「そうなんですよね。」

門石「私が特に特徴的だと感じるのが、あの大きさですよね。あのボリューム感や迫力が印象に残ります。なぜあのサイズなのでしょうか?」

鈴木 氏「エッグチェアがなぜ生み出されたかという背景が答えになるのですが、あのチェアはホテルのロビーで使用する為のもの。チェアは使用する場所によってサイズが違うもので、例えばホテルの最上階のレストランで景色を見渡す為に、景観を遮ることのない様に背の低いチェアなど様々なデザインのチェアがあります。エッグチェアはロビーで使用することで遮音性やプライバシーを確保できる様にデザインされていますのであのサイズなんですね。」

門石「そんな深い背景があったのですね。ますますエッグチェアに魅力を感じますね」

鈴木 氏「もうひとつ人気の理由がアルネ・ヤコブセン作品は公共施設の為にデザインされたものですが、個人のインテリアとしても愛用していただけることが非常に魅力ではないでしょうか。通常インテリアは公共施設用と個人用とすみ分けられて作られていることから両立するインテリアとして人気のひとつですね。また、エッグチェアはインテリアとして置くだけで空間が劇的に変化しますし、あのチェアに座るのはすごく特別な時間になります。先程も申し上げましたが遮音性やプライバシーが確保されることから非常にくつろげ、静かで安らかな時間を過ごせます。気持ちのスイッチを切り替えたい時や読書などの時間に最適です。」

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Q5.国内では初の試みである服地を使ったオーダーイベントへの期待とは?

鈴木 氏「エッグチェアの長い歴史の中で非常に珍しい企画で、インテリアの生地だけを使用するという固定観念にとらわれずに、エッグチェアの可能性を広げられるのではないかと思い、とても楽しみですね。」

Q6.前回ストラスブルゴでポップアップを開催いたしましたが、その時の感想とストラスブルゴに対するイメージをお伺いできますか?

鈴木 氏「前回、ストラスブルゴ銀座店でポップアップをさせていただき、フリッツ・ハンセンを知らない人が多い中、様々な方々からの反響が非常に大きかったです。銀座という一等地でストラスブルゴ銀座店内の素敵な空間で沢山の方々にフリッツ・ハンセンの商品を見ていただけたことは光栄でした。またエグゼクティブなお客様が多く、日本でもこんなに多くの上質な商品を見ることのできるお店はストラスブルゴさんの大きな魅力です。」

Q7.ストラスブルゴとフリッツ・ハンセンで共通する点はありますか(お客様層・クオリティ・ライフスタイルについて)

鈴木 氏「私が感じるのは、お客様層は近く、妥協しない物作りへのこだわりやクオリティ、物への価値を大切にされている方は共通していると思います。インテリアもファッションの一部と考えられているお客様は共通していると思いますよ。ですが、まだまだファッションとインテリアが結びついていないと感じます。単純に服が好きな方がインテリアを好きとは言えませんし、反対にインテリアが好きな方が服を好きとはいえませんから。恐らく販路が別々なことが原因だと思われますね。そういう意味ではこの企画で結びつけれるのではないかと楽しみです。」

Q8.フリッツ・ハンセンのインテリアが使用されている施設をお伺いできますか?

「エッグチェアは世界各地のエアポートラウンジやホテルなどで使用されていますが、国内だと国立新美術館では、エッグチェアだけでなく、セブンチェアやアリンコチェアというスタッキングチェアから、ニューヨークのMoMAなどでも使用されているPK80というベンチなど数多くのフリッツ・ハンセンのデザインをお楽しみいただけます。」

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Q9.お勧めの生地を1つ教えてください。

鈴木 氏「フリッツ・ハンセンが2019年からオリジナルのファブリックを作り提案しています。非常に耐久性もあり、上質なウールを使用しています。フリッツ・ハンセンが展開するすべての商品に合う色や柄で26色展開しております。オリジナルのファブリックということでコストも抑えてバランスのとれた価格でご提供させていただいております。ストラスブルゴさんで取り扱える生地ですとロロ・ピアーナのこちらの生地が非常に素晴らしくオススメです。」

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Q10.日本でのマーケティングで意識していること、今後日本のマーケットでどの様に展開していくのでしょうか?

鈴木 氏「今年リブランディングを行い、より幅広い層のお客様に興味を持っていただけるデザインをご提供していくために、従来より手に取っていただきやすい価格帯のコレクションも増えていますが、日本は他のマーケットに比べて、ブランドとデザイナーの歴史やデザインの背景にある物語に関心が高いお客様が多いため、デザイン界の巨匠と称されるデザイナーの名作家具コレクションと、今世界で活躍しているデザイナーとのコラボレーションによって誕生しているコンテンポラリーコレクションの両方をバランスよくご紹介していけるように意識しています。」

Q11.最後にストラスブルゴのお客様に向けてメッセージを頂けますでしょうか。

鈴木 氏「たくさんの方々にフリッツ・ハンセン、エッグチェアの魅力を知っていただき、より豊かなライフスタイルを楽しんでいただければと思います。」

門石「この度は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。」

- EVENT -

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DATE|日程
11月8日(金)~17日(日)南青山店
11月20日(水)~12月1日(日)京都店
12月4日(水)~15日(日)神戸店
12月18日(水)~29日(日)銀座店

MATERIAL|生地
ストラスブルゴ、フリッツ・ハンセン社が展開する生地からお選びいただけます

DELIVERY|納期
約6カ月