Uniqueness 唯一無二であること

サイモン・アルカンタラの手がけるジュエリーが、ほかに類を見ないのには理由があります。
それは、Hand Weaving（ハンドウィービング）という独自の手法でジュエリーを作り続けていること。
多くのジュエリーデザイナーは、型取りをしたり、カービングをしたり、石を爪でセッティングしたり、接着したり......、と手法が限られています。
しかし、彼は全く独自のハンドウィービング（=糸を使って編む）という手法を使っています。
手で編むという手法は、つまり無心で手を動かすということであり、彼は祈りや瞑想にも似たプロセスで、ジュエリー作りに時間とエネルギーを注いでいるのです。

彼はその手法を頑なに守り、熟練し、洗練させ、そしてコレクションを発展させてきたのです。
そこには、ストイックなまでの美への祈りが込められているのです。

Meaning and Effect
ストーンに込められた意味と効果

サイモン アルカンタラのシグネチャーであるフープピアスには、カラーストーンが多く使われています。
オニキス・パール・トパーズ・トルマリン・アゲート（メノウ）、ガーネット、ムーンストーン、スピネル......
それぞれのストーンには意味があり、それぞれ身につけたときに感じられる効果があります。

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An Artist アーティスト

アメリカ・ニューヨークに生まれ育ったサイモン・アルカンタラ。両親はカリブ海に浮かぶ島国、ドミニカ共和国の出身。
文武両道、器用で多彩な才能に恵まれた彼は、プロのクラシックバレエダンサーの道を歩み、ソリストとして国内のみならず海外でも活躍しました。

そして、怪我によりバレエを断念しジュエリーデザイナーへと転身したことは、その後の彼の活躍を見ればまさに運命的だったと言えるでしょう。

幼少の頃から色々なもの拾い集めては、ひもでつなぎ合わせジュエリーにして遊んでいたというサイモン。ある時、そんな彼が何気なく作ったジュエリーをプリマドンナがパーティードレスに合わせて出かけたとき、有名スタイリストの目にとまり映画や雑誌のシューティングで使われるようになったのです。

バレエダンサーからジュエリーデザイナーへ......。
アーティストである彼にとっては、美しいものを体現するという意味で同じこと。
人間の存在そのもの、そしてその人間が動くということの美しさを深く理解しているからこそ、彼はジュエリーを作るとき「ジュエリー」という「オブジェ」を作るのではなく、人間の肉体との「コラボレーション」を思い浮かべると言います。

ジュエリーではなく、あくまで身につけるその人が主役となるようなジュエリーなのです。

History and Awards 経歴と功績

Show Jewelry : Oscar De La Renta / Balmain Haute Couture / J.Mendel

2004

The Council of Fashion Designers of America (CFDA) のメンバーに選ばれる

2013

Creative Collective COL-LAB を創設
クリエイティブ ディレクター Talya Cousins とともに、CDFAのジュエリーデザイナーショーケースを開催

2015

CFDA ジュエリー部門のチェアマンに選ばれる

2019

CFDA を自ら退く

「これまでの経験で学んだ最も重要なことは、情熱と敬意と誠実さを持って一日も欠かさず創作に取り組むことである」

サイモン・アルカンタラ

サイモン・アルカンタラ

And Now そして今

そして今、サイモン・アルカンタラは宇宙や自然からたくさんのインスピレーションを得て、新しい世界を歩み出しています。
ハンドウィービングを型取りしたリングや、自己肯定の言葉が刻まれたリング、そしてユニセックスなコットンコードのネックレスなど......。
日々の積み重ねが生み出す、新しいクリエイションに終わりはないのです。