ラグジュアリーなCrucianiニットとの出会い

「質の良いニットは触るだけで、どんな方にも感動を与えてくれる。だからこそニットのクオリティというのは、その店の品格、ランクを現すものである。」リデアカンパニー代表取締役、田島 淳滋が語るクルチアーニとの出会いをご紹介いたします。

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高級ニットとの出会いでまず思い出すのは1990年、創業して最初にフィレンツェのピッティ・ウォモに行った時のこと。正真正銘、初めて買い付けたニットブランドのことを思い出します。このニットを触った時、高校生のときに初めて触ったイヴ・サンローランのフランネルのパンツを触れたことが鮮やかに蘇ってきました。「このカシミヤは良い」そう思い、ありきたりのものではなく、別注で右胸にポケットをつけた1プライのカシミヤを使用したレモンイエローとブルーグリーンのニットを買ったのが、バイイング初体験でした。自信を持って買い付けましたが、小売上代で18万円以上したニットはほとんど売れず、くやしかったのでお世話になった方に配ったのを覚えています。結局、その後店舗では英国やイタリアのニットを複数取り扱いましたが、定着しませんでした。

1990年頃当時、70〜80年代のファッション産業の成長を受けて、イタリアは裕福でした。豊かなイタリア人たちが夏の夕暮れ時に、発色の美しいカシミヤニットを羽織って食事に出かける、そんな光景がいたるところに見られた時代。

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当時、イタリアの小売店の壁には、常に上質なニットが積み上げられていました。だから私には、どうしても上質なニットをお店に並べたい、という強い思いがあったのです。そしてついに、1999年ピッティ・ウォモの会場でクルチアーニに出会います。スレンダーなデザインにタイトフィッティング。今までのゆったりとしたラグジュアリーニットの既成概念をガラリ、と変えてしまったのです。展示ブースも真っ黒な壁にクルチアーニのボールドなロゴが白抜きになっていて、とてもクール! オーナーのルカ・カプライも周りのスタッフも、みんなモデルみたいでした。

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クルチアーニCEOのルカ・カプライ氏


今まで見ていたラグジュアリーニットとはまったく違う料理の仕方によって、フィレンツェの展示ブースは大盛況。そのあとのミラノの街中では、同じく真っ黒な大型バスを改造して、「CRUCIANI FOOD」と白抜きで書いたその中でワインや料理を提供し、モデルやバイヤーでごった返していました。とにかくやることにお金がかかっていてスタイリッシュだったのです。

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そんなクルチアーニ誕生の背景は、オーナーであるルカの父親のアーノルドが、自身の経営するアーノルド カプライ テッシルを創業した1955年にまで遡ります。インテリアやレースの工場を経営し、ワイナリーも1988年にスタート。

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その後ニット染色工場のフェリーニ、カシミヤ糸製造のカリアッジなどニット関連産業の過半数の株式を取得して1992年にニットのクルチアーニをスタートしました。

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要するに自分たちのつくるニットの品質を高める工場を持って、ブランドを始動させたのです。それを息子のルカが受け継ぎ、ファミリーで地域と協力しながら新しいものに変えていったのです。イタリア人の父親と息子が気持ち悪いぐらい仲がいい、それがイタリアの良さであり、クルチアーニの強みでもあると思っています。私の使命は、クルチアーニを真のラグジュアリーブランドにすること。それが私の夢でもあります。

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