「世界で最も美しい服」を掲げるブランド、Kiton(キートン)との出会い

「Ciro Paone(チロ パオーネ)の夢はキートンを世界に冠たるラグジュアリーブランドに育てること。そしてそれは、我々の夢でもあるのです。」リデアカンパニー代表取締役、田島 淳滋が語るキートンとの出会いをご紹介いたします。

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ナポリで7代目の生地商として生まれたチロ パオーネはナポリの職人たちとともに1969年にチロ パオーネ社を立ち上げ、キートンブランドを発表しました。創業メンバーは最高級ファブリックメーカー、カルロ バルベラの長男のLuciano Barbera(ルチアーノ バルベラ)、アットリーニの創業者、Chelsea Attolini(チェサレ アットリーニ )、一昨年84歳でなくなったイザイアの創業者、Enrico Isaia(エンリコ イザイア)の4名だったと言われています。

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Kitonショールームとミラノオフィスが入っている、Palazzo Kiton(パラッツォ キートン)


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ショールーム内の様子


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キートンと私の出会いは、1990年にストラスブルゴを創業してすぐに行った、イタリア出張に遡ります。ミラノのお店で、初めて袖を通した時の驚きは特別なものでした。その語源通り、まさにKitone(ギリシャ語で聖衣の意味)のように羽織る聖なる衣だったのです。それぐらい、軽くストレスのない出来に本当に驚きました。出会いから時は少し流れた1995年、チロの甥っ子であるバルバのエージェントになった私は、最高峰キートンにアタックを続けていました。

当時、ミラノのスピガ通りにあったショールームにチロと今のCEOであるトトを訪ねて、直接交渉したのを今でもはっきり覚えています。キャノンの高級カメラをお土産に会いに来た私に彼は「今は我々にはエージェントがいる。私たちは義理を大事にする。ただ、然るべき時がきたら、君にもチャンスをやろう」と静かに言いました。そして、そのチャンスは2年後にやってきます。キートン側のオファーを受ける形で、今のエージェント権を獲得したのです。

ところで、イギリスのサヴィルローを影で牛耳っていたのはマーチャントと呼ばれる生地商たちだと言われていますが、それは彼らが生地を織るミルを経営することはせず、情報とマーケットをもって生地を流通させることで巨万の富を築いていたからです。そして、チロも生地商ゆえの情報をもっていました。その知識とノウハウで世界最高級のイタリア生地を扱い、ナポリのアルティジャーノの手仕事によって世界最高のスーツをつくること。それが、彼の野望でした。

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だから私はキートンの一番の強みを、並々ならぬ生地へのこだわり、だと思っています。独自のミクロンの単位で糸の品質を管理したり、生地メーカーとコラボレーションして素材を開発し、コレクションのほぼ全てと言っていいほど多くのエクスクルーシヴな素材を使ったり......。今はミラノ ウニカという生地展が、ミラノで年2回開かれていますが、以前はイデア コモといって、高級避暑地で有名なスイス国境近くのコモ湖の湖畔で行われていました。チロ率いる軍団が会場を闊歩するとメーカーたちが、挨拶がてらイタリア式の抱擁をしてひれ伏す、という光景が当時は繰り広げられたものです。なにしろ、一番高い素材を惜しみなく使うのはキートンでしたから。

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その圧倒的に高品質な素材を使って熟練の職人たちが丁寧に縫い上げる、それは途方もなく手間をかけたつくり方で、それを守ってきたキートンだけが表現できることなのではないでしょうか。

FACTORY IN NAPLES

1着のジャケットが完成するのには、およそ150もの工程と20時間を経て作られています。カッティング・アイロン・縫製工程にはそれぞれ専門ののサルト(職人)がいます。150人ものサルト達の汗と情熱と至高の服作りにかける魂が生み出した、1着が完成するのです。

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ナポリにある本社工場の様子


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工場で作業する職人さんもシャツにネクタイ姿


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カッティング前の生地に型を落とし込む様子


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アイロニングの様子


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ハンドスティッチングの様子


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縫い目の強弱はハンドメイドならではの特徴


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こだわりのシルク素材をライニングに


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ボタンホールの穴あけ工程の様子


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ボタンホールの縫製の様子


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ROPPONGI STORE RENEWAL OPEN

現在ミラノ、ニューヨーク、パリ、ロンドンなど19の国と地域に約50店舗を展開しているキートン。今年1月から仮設店舗にて営業していたキートン六本木店が、六本木ヒルズけやき坂通りに移転し、さる4月12日(木)にリニューアルオープンしました。

2016年、銀座東急プラザにオープンしたキートン銀座店のインテリアを手がけ、世界的に有名なイタリア人建築家・Michele De Lucchi (ミケーレ・デ・ルッキ)が新たな六本木店の内装を手がけました。

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さらにラグジュアリーな空間へと生まれ変わった新店舗は、2層の構成で、ゆったりとした解放感を演出するファサードのウェーブガラスや、吹き抜けまで積み上げられたショーケースのディスプレイが印象的です。

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特に、吹き抜けによる高い天井とウッドの階段に囲まれた1Fは、友人の家に招かれた様で落ち着く空間です。六本木エリアにお出かけの際はぜひ、立ち寄ってみてください。

UPCOMING EVENT

9月15日(土)~24日(月)の期間中、日本国内の各店舗にイタリアのキートン本社からフィッターが来日して開催する、オーダーイベントを開催いたします。フィッターによる採寸でジャケット、コート、シャツ、パンツ、スカートなどのアイテムがジャストサイズでオーダーをする事ができます。

9月15日(土)Kiton銀座
9月16日(日)・17日(月)Kiton伊勢丹新宿
9月18日(火)STRASBURGO名古屋
9月19日(水)Kiton阪急うめだ
9月20日(木)Kitonヒルトンプラザ
9月21日(金)Kiton日本橋高島屋
9月22日(土)・23日(日)Kiton六本木ヒルズ
9月24日(月)Kiton銀座
※状況によって日程が変更される可能性がございます

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