Simon Alcantara がもつ、もう一つの顔

映画『プラダを着た悪魔』や『セックス・アンド・ザ・シティ』の主要キャストが着用したジュエリーが話題となり、瞬く間にスターダムへと駆け上がったジュエリーデザイナーのSimon Alcantara(サイモン・アルカンタラ)氏。彼の生み出すジュエリーは、ユニークかつセクシーでありながら、普遍的な魅力を併せ持ちます。今回、世界中に多くのファンを持つ、ジュエリーデザイナーとしての側面からではなく、彼の持つもう一つの顔に迫りながら、サイモン・アルカンタラ氏をご紹介します。

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日本ではストラスブルゴのみが取り扱うジュエリーブランド、サイモン アルカンタラ。プロのクラシックバレエダンサーからジュエリーデザイナーへと転身し、現在はCFDA(アメリカファッション協会)のエグゼクティブメンバーとしても活動していますが、実は、ジュエリーやファッションだけではなく、文学や芸術、写真といった様々なカルチャーに深い造詣を持っています。

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サイモン・アルカンタラ氏


新しいコレクションの準備を始めるとき、様々な物事からインスピレーションを受けると語るサイモン氏。自ら撮影した写真からテーマの方向性を定め、その写真とともに音楽を合わせてイメージを膨らませていきます。また、彼が撮影した写真にはそれぞれ物語があり、その物語を軸に自身の想いを綴った詩も書き留めているそうです。

そんな彼が過去に撮影してきた写真の中で、これまでのコレクションのインスピレーションになった作品を彼が語る描写とともにご紹介します。

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『汐留』

2008年、東京の汐留を訪れた際に撮影した街の写真。時差ボケのせいでうまく寝付けないときに、よくカメラをもって出かけて街中の風景を撮影します。時差ボケの状態の方が普段とは違い、また変わった観点から物事を見ることができるのです。

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『パリの夕日』

南フランスでラックスヨガを通じて出会った友人が、僕の弟の誕生日を自宅でお祝いしてくださいました。そんな彼が住んでいるパリの自宅のテラスから撮影した、9月のとある魅惑的な夕方の景色を収めた一枚です。

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『エジプト・シワ オアシス』

2010年、エジプトのシワにあるエコロッジで撮影したものです。到着した頃は既に暗く、ロウソクの灯りのみで辺りが全く見えない状況でした。塩と土で固められたエコロッジの部屋へ案内され、食事中も、夜中も海の波の様な音が聞こえる気がしました。砂漠のど真ん中にいたので、当然そんなはずはないと思っていました。しかし、翌朝起きて宿を出てみると、目の前にシワ オアシスが広がっていたのです。

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『アドレ アメラ』

エジプトのシワ オアシスに位置する砂漠の中にある宿泊施設。僕がエジプトに着いた日の朝、エコロッジに戻る際に撮影したものです。青空をバックにそびえ立つ山のふもとには土と塩を混ぜ合わせる伝統的な工法によって作られた部屋が見えます。

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『無限』

2015年の秋に撮影したもので、こちらの作品は、実は2枚の写真を重ね合わせたものです。スクール オブ アメリカン バレエに通うナン・ヴェンダーブッシュ氏が、ニューヨークにあるイースト ハーレムにある美しい庭で踊っているシーンを撮影しました。僕がまだダンサーだったころ、彼女の母親と共演したこともあり、ナン氏とはよくバレエの奥深い話をします。

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『追悼』

こちらも2015年の秋に撮影したものです。僕のスピリチュアル講師である、ゾイー・マラーレ氏を追悼するためにマサチューセッツ州を訪れ、ちょっとしたハイキングをしていた時に撮影したものです。ハイキング中に発見した水たまりがまるで鏡の様で、そこに映り込んだ紅葉した木々と青い空の絶妙なバランスがとても美しかったです。

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『光明(栄光)』

2015年10月にニューヨークのウエスト ヴィレッジにて撮影したアサガオの写真です。地面に散った枯れ葉と明るいアサガオのコントラストが死と生を表現しているようにも見え、思わず立ち止まって撮りました。

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『ワンダーランド』

2015年8月、バリで撮影した作品。スミニャックに位置するポテト ヘッドというおしゃれなビーチクラブの外見を映しました。古い木の窓枠で設計されており、バリを訪れた際に必ず立ち寄りたい場所でもあります。なんとなくその見た目が不思議の国のアリスに似ていると思い、壁の向こう側には果たしてどういった世界が広がっているのだろうと、考えさせられました。

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『リオ グランデ ゴージ ブリッジ』

2015年7月にニュー メキシコ州のタオスを友人と訪れた時に撮影したものです。目の前に広がる壮大な景色に大変魅了され、流れている川が遥か遠くにある魔法の国へと続いているようにも感じられました。

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『ポプラの木』

2015年の春、ブルックフィールドにある世界貿易センター跡地で撮影した、巨大な壁に貼られた壁紙の写真です。ドミニカにある僕の友人の実家のお庭にあるポプラの木を思い出しました。

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『飛翔』

2015年8月、2週間の休みを取り、バリ島を訪れた際に撮ったスミニャック ビーチで撮影した一枚と、その後ニューヨークで撮影した、僕の友人でもあるスー・リジ氏の写真2枚を重ねた作品です。バリでは毎朝2時間かけて砂浜を歩き、心も体も洗われ、リセットした状態でニューヨークでの仕事に戻ることができました。雰囲気や想いが異なる写真を2枚重ねことによって、全く新たな空間が生まれます。

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『光』

こちらも同年の夏、バリにて朝散歩をしていた時に偶然見かけた2匹の犬を撮影したものです。曇っていたものの、光と濡れた砂浜が生み出す鏡のような景色に魅了されました。よーく見ると奥の方でサーファーたちが波を待ち受けている姿も見受けられます。

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『瞑想』

2016年3月にニューヨークのフォトグラファー兼モデル、そして僕の従弟でもある、マックスミリオン・ロサリオ氏の顔写真と、同年の夏、ワシントン スクエア公園で撮影した葉っぱの写真を重ね合わせた作品です。

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『超越生命』

この写真は2016年8月末、ドミニカ共和国のラス テレナスにて撮影したものです。以前にも僕の作品に登場したスー氏が、まるで昏睡状態に陥った状態で水に浮かび、口から咲く花にまるで命が吹き込まれているかのようにも見えます。

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『聖体拝領』

こちらの写真もドミニカで撮影したものを重ね合わせた作品です。スー氏が精神統一をはかるため、毎朝海辺を散歩していた時のシーンです。

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『月』

同じドミニカの海で撮影したものです。僕とスー氏は、月と深い関わりを持っていることをこの時お互いに気付きました。撮影の時はいつも満月もしくは三日月の時に偶然行っていました。我々がドミニカに着く前日までは嵐が吹き荒れていたようでしたが、着いた日に見事な満月だったのです。前日までの嵐の影響で通常とは異なる海の色や空模様が月と海の威厳を表現しています。

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『パッシー』

2017年に福岡を訪れ、朝食を摂っている時、こうした美しい景色(空間)を作り上げたことに感謝をしていた際に撮影したものです。その直後、ニューヨークの母より連絡があり、ドミニカで暮らす叔母が亡くなったことを知らされました。94歳でした。僕にとっては第二の母のような存在でもあり、大変お世話になっていましたが、病気を患い大変弱っていました。連絡をもらった瞬間、非常に意識が明瞭になった記憶が今でもあります。


サイモン氏は、日常や非日常的な体験から得たあらゆるエネルギーを通して自分なりにアウトプットし、新たなコレクションのインスピレーションソースとして活用しています。また、日本の文化や芸術に対しても強く興味を持っている彼は、オーダーイベントで来日の期間中も時間を見つけて、美術館を訪れるなどし、常に様々な刺激を受けているそうです。

SHOP EVENT


現在、ストラスブルゴの各店にて、サイモン アルカンタラの来日オーダーイベントを開催しています。

当日はデザイナーである、サイモン・アルカンタラ氏本人がお客さまそれぞれにジュエリー選びのアドバイスをいたします。彼と一緒にあなたの本質に寄り添うジュエリーを見つけてみませんか。

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