バニッシュ・スタンダードCEO 小野里 寧晃
このコンテンツでは、ゲストの方がストラスブルゴのセレクトアイテムを吟味し、セルフスタイリング。今回は、スタッフDXアプリケーションサービス「STAFF START」を提供する株式会社バニッシュ・スタンダードで代表を務める小野里寧晃さんにフォーカス。普段着もビジネスシーンにおいてもカジュアルな着こなしが好みだという小野里さんのスタイルに迫ります。
自分のスタイルに、都会的な品の良さと季節感を加えてくれるジャケット。
僕は、普段からカジュアルな服装でいることが多いですね。一般的な言葉にするとスマートカジュアルというカテゴリーですかね。ファッションに興味を持ち始めたのは、小学生の頃。中高生になってからは、友達と洋服を買いに行ったり、雑誌を見たりしてファッションを楽しんでいましたね。それから20代でなぜかファッションイップスになって、お洒落するのを諦めた時期がありました(笑)。自分に何が似合うのか分からなくなっちゃったんです。でも30代で再びお洒落を意識するようになって、今のスマートカジュアルに至りますね。今日着ている<サルトリオ>のジャケットですけど、取材スタッフの皆さんには「似合う」と言っていただいておりますが、実は、自分的には最初はしっくりこなかったんです。というのも普段は、白と黒が僕の服装の色目なので少し緑がかったチェック柄なんて今までに試したこともないんです。でも、実際に着てみると全然悪目立ちしないし、すごく品がありますよね。やっぱり飾ってあるものを見るのと、袖を通して試着するのでは、大きな違いがあるなって。いい経験になりました。デザインは、ミリタリー風ですが、生地の品質がいいからかなりアーバンな印象で、ジャケットかつブルゾン的な着こなしもできますね。さすがイタリアのブランドです。
僕が合わせたのは、<マルジェラ>の白Tといつも穿いている<ロンハーマン>のブラックデニムです。足元は、<ルイ・ヴィトン>のスニーカーですね。あとは、ブルーレンズの<レトロスペックス>のサングラスもお気に入りです。できるだけシンプルなデザインのものを買うようにしているので、<サルトリオ>のジャケットにも上手く合わせられたと思います。ちなみにアクセサリー類は、普段から身につけないんです。
このジャケットは、さらっとしたリネンの肌触りが気持ちいいし、軽くて着心地も抜群です。そういう意味では今の季節にぴったり。カジュアルだけど、きちんと感もあるのでビジネスシーンでも役立ちそうですね。自分だけで服を選ぶと何かと表情が強めの服を買ってしまったりしますが、このジャケットなら僕の着こなしに"優しさ"を加えてくれそう。やっぱりお洒落はいろいろ実践してみないとだめですよね。久しぶりに色々チャレンジしてみようかな。
SARTORIOとは?
クラシックでありながら時代に合わせたモダンなスタイルを提唱するブランドSARTORIO(サルトリオ)。軽快なナポリ仕立てを軸に新鮮なスーツスタイルを打ち出している。ナポリで最大級の工場を持つKITON(キートン)グループの傘下であり、その中核を担うサルトリオは、卓越した技術力で表現されるスマートなシルエットやヴィンテージを現代的に解釈したファブリックも大きな魅力と言える。
小野里 寧晃
1982年群馬県前橋市生まれ。
バンドやDJなど音楽活動に明け暮れる10代を過ごし、カルチャーをより広く発信することを志し、2004年大手Web制作会社に入社。主にEC開発に従事した後、2011年株式会社バニッシュ・スタンダードを設立。事業に失敗し借金数億円、社員ゼロにまで陥るも働く人の熱量を引き出したい思いから、2016年に店舗スタッフをDX化させる "スタッフテック" サービス「STAFF START(スタッフスタート)」を立ち上げる。日本経済新聞社「SUITS OF THE YEAR」イノベーション部 門受賞など多数受賞、著書に『リアル店舗を救うのは誰か ~今すぐ「店舗スタッフ」にECを任せよ』(日経BP)がある。