強い日差しが照りつける7月。まだ暑さが続く8月。そして、秋の気配が立ち上がる9月。
夏から秋へとうつろう季節に軽やかに羽織りたいシャツジャケットこそ、上質な仕立てにこだわってカジュアルな印象になるのを避けたいものです。
フィレンツェのシャツ職人、レオナルド・ブジェッリ氏が手がけるのは、そんな思いに応える素材や縫製にこだわったライトな着心地が魅力のアイテムたち。
今季はCPOジャケットとプルオーバーシャツの2型をピックアップ。盛夏にも晩夏にも心地よく寄り添う、頼れる1着ご紹介します。

ウール CPOジャケット
夏素材のウールという選択 羽織れる季節を広げる1着
7月の冷房対策、8月の夜風、9月の軽アウターとして──。強撚ウール素材を使用したCPOジャケットは、見た目にも涼しげで肌離れが良く、軽さと通気性を両立した1着。ジャケットほど堅くなく、シャツ以上の存在感。季節の"つなぎ役"として理想的なバランスを備えています。

特徴的なのは、レオナルド ブジェッリらしい整ったシルエットとディテール。オープンカラー風の襟、背面ヨークのギャザー、構築的で端正なフィット感。カジュアルをエレガントに昇華させる、計算された仕立てが光ります。カラーはブラウンとライトグレー。夏の淡いトーンにも秋の深みある色調にも調和し、シーズンレスなスタイリングが可能です。
活躍シーン:
7月...冷房下での羽織りとして夏の外出時に
8月...Tシャツとのレイヤードで夜の移動などにも最適
9月...シャツやカットソーの上から羽織る軽アウターとして

プルオーバー シャツ
涼やかさと上品さを併せ持つ、"大人の抜け"を叶える1着
Tシャツにはない品格、シャツにはない気軽さ。レオナルド ブジェッリのプルオーバーシャツはそのちょうど中間に位置するような存在感を放ちます。小ぶりな襟と細身の前立て、ゆとりのあるシルエットが絶妙なリラックス感を演出。ラフすぎない抜け感が魅力です。

製品洗いによって初めからこなれた風合いを持ち、肌に馴染む軽やかな着心地が魅力。布帛ならではの端正な表情が、スタイリングに自然な清潔感を与えてくれます。カラーはイエローストライプ、グレーストライプの2色展開。白を基調にした爽やかなベースに、繊細な色彩感覚が息づいています。
活躍シーン:
7月...1枚で主役に。ショーツに合わせて抜け感を
8月...ジャケットやカーディガンのインナーとして
9月...パンツを秋色に変えて季節感のあるスタイルに

レオナルド ブジェッリの服には日常を上質に彩る力があります。仕立ての丁寧さと自然な佇まい。それらは気温やシーンに左右されることなく、大人の着こなしを静かに格上げしてくれます。今から着られて、これからも活躍する。この時季こそ選びたい"完成度の高い日常着"をぜひあなたのワードローブに。