PITTI IMMAGINE UOMO REPORT

6月11日から4日間、今年もイタリア・フィレンツェで開催されたPITTI IMMAGINE UOMO。2020年春夏トレンドを占うピッティのレポートをお届けします。

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6月11日から4日間、今年もイタリア・フィレンツェで開催されたPITTI IMMAGINE UOMO(ピッティ イマージネ ウォモ、以下ピッティ)。毎年1月と6月に開催されるメンズウェア国際的な展示会であるピッティの期間中は、世界のファッション業界関係者がフィレンツェに集結し、街中が大いに賑わいます。南国さながらの陽気のなかで繰り広げられた2020年春夏トレンドを占うピッティのレポートをお届けします。

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LARDINI(ラルディーニ)

キューバの首都であるハバナが市創設500周年を迎え、観光都市としての世界的な注目も集まるなか、2020年春夏のテーマとして「キューバ」を掲げたラルディーニ。ブルーやイエロー、くすんだピンクなどをベースに、スモーキーなカラーが目立つコレクションを展開しました。また、2019年秋冬から始動したニット素材を用いたサルト仕立てのコレクション、LIKNIT(ライクニット)シリーズは新たなアイテムも登場し拡大して展開されています。
ラルディーニのインテラートラインである「クラブ サルトリア」は、アメリカのマイアミビーチを舞台に展開されています。1930年代~40年代に多くのセレブリティーたちが訪れ、伝説となったホテル「THE SURF CLUB」からインスピレーションを得たコレクションを披露。軽やかな印象のオフホワイトやベージュなどのカラーを中心に、よりラグジュアリーでドレッシーなバカンススタイルを提案しています。

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また、LARDINIからは、視覚や聴覚が不自由な方々の支援とリハビリテーションを行う非営利団体「Lega del Filo d'Oro(レーガ・デル・フィロ・ドーロ)」(www.legadelfilodoro.it)の活動を支援するためのチャリティーTシャツする特設ブースも出店されました。このプロジェクトは、ラルディーニ ファミリーの一人であり、現在ラルディーニ社のデジタル部門で働くClio Moretti Lardini(クリオ・モレッティ・ラルディーニ)氏の強い思いにより実現したプロジェクトです。彼女自身も生まれつき聴覚が不自由で同団体から多くの支援を受けてきたことへの恩返しの思いから立ち上げられました。日本では9月中旬ごろ、ラルディーニとストラスブルゴの各店(一部店舗を除く)で販売される予定となっています。

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GABRIELE PASINI(ガブリエレ パジーニ)

2階からグランドフロアに場所を移し、展示スペースも大きくなったガブリエレ パジーニ。2020春夏コレクションのテーマは「ベネチア」です。ベネチアの街がもつシンボリックな様々な色からインスパイアされたコレクションが展開されました。ブランド創業当時に使用したアーカイブのジャガード生地が再び登場すしたり、2019年秋冬に引き続き得意とするオリエンタルな要素をバランスよく取り入れるなど、独特な世界観を表現したコレクションは各メディアからも好評だったようです。また、新しいモデルとしてバミューダ(ショーツ)が登場しており、気が早いですが来年の春夏が楽しみです。

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ガブリエレ・パジーニ氏

BARBA(バルバ)

1964年、カミチェリア(シャツメーカー)としてナポリに創業したバルバ。2020年春夏はレッドやブルー、イエローなどの鮮やかなカラーを打ち出していたほか、幅の広いストライプやボタニカルプリントなど、カジュアルな要素を取り入れたシャツコレクションが印象的でした。
新たなモデルである、NEW CAPRIはクラシックをベースにしながらも今の気分を感じさせるホワイトのカプリシャツ。ジャケットは英国調の柄をバルバらしくスモーキーなトーンに落とし込んだ、絶妙なラインアップに心惹かれます。

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SARTORIO(サルトリオ)

今回のコレクションテーマとなったのは、イタリア南部・プーリア州に広がる田園風景。その広大な景色を写し出したバッグパネルを背にコレクションが展開され、イメージをより引き立てています。アイテムは英国調のスタイルをベースにしながらも、より鮮やかなカラーリングが印象的でした。2020年春夏ではスーツやジャケットだけでなく、豊富なカラーバリエーションのポロシャツが登場。その高いクオリティーにも要注目です。

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KIRED(キーレッド)

KITON(キートン)が展開するカジュアルアウターウェアブランドKIRED(キーレッド)。定番のリバーシブルシリーズでは裏側に大柄の生地を採用するなど、これまでよりも少し捻りを効かせたPOPなアイテムが登場します。各ブランドが軽い素材のコートやブルゾンを発表しているなか、得意とするキーレッドも軽いストレッチ素材のアウターバリエーションが増え、時代感を上手く取り入れたラインアップだったように感じます。

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