サルトリア・ピロッツィについての主観

本日は今度開催するサルトリア・ピロッツィを個人的な主観で紹介したいと思います。
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十数年前からその名前は良く耳にしていました。
友人が身につけている服を何度も目にした事も有りました。
当時の事情をお知りの方もいらっしゃるとおもいますが、雑誌でもたびたび取り上げられ、ナポリでも名人だという、うわさ話もよく耳にしていました。
取引のあったメーカーさんに、間違いなくナポリでトップのサルトだとおっしゃる方もいらっしゃいました。
雑誌にも書いてあった通り、仕立て上がってこない、、、、、、という噂も同時によく耳にしていた話です。

そして目にする事も無く何年間かがすぎました。
親しい友人からピロッツィが凄いと耳にしたのです。
そして『オーダーしたらちゃんと仕上がってくるよ(笑)、かつて雑誌に書かれていたのとは違うよ(笑)』と言う事でした。
洋服もナポリらしさを残しながらも、モダンなシルエットでエレガント何よりもフィッティングが神がかってる!!とのコメントを聞きました。
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紹介してもらいナポリの工房に伺ったのが始まりでした。
そこで、仕立てた洋服を見せてもらいその仕上がりの美しさに完全にノックアウトされ
そこで仕立てたスーツのフィット、ディテールの始末、スタイルの精度の高さに驚愕し、人柄の素敵なところに惚れ込んでしまいました。

話を聞くと長女のジョバンナさんがマネージメント、キートンで働いていた長男ドメニコ氏がサルトとして加入して体制が整ったというではありませんか。
ナポリ随一と言われるその腕前は冴えまくり、ラインのモダンさにドメニコ氏の感性が注入され、新生ピロッツィが誕生していると感じたのでした。

その時作ったのがピスタチオグリーンのソラーロのスーツです。
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実は生地を決める時に悩みました。

ナポリらしい生地で作りたい、、、どうしよう、相談しよう、そうしよう、ということで彼らに相談したところ薦められたのが、定番カラーのセージグリーン×赤  では無く ピスタチオカラーのソラーロをすすめてきたのです。

それではという事で作ってもらったのですが、仕立て上がりをみて大満足です。
ピロッツィの雰囲気にぴったりの感じに仕上がってきました。
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ドメニコ氏がソラーロを作っているのをみましたが、ピロッツィの洋服のラインとソラーロの相性は最高な気がします。

サルト自らが身につけている=得意 という事に気づきました。まさに羽の様な軽さと着心地、心地よいタイトすぎないフィット感、手仕事の暖かみを感じさせながらも、美しいボタンホール、ステッチ、シャープな襟の返り等大大大満足しています。

本当の意味での南の巨匠と出会ったと言う印象です。
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ORAZIO のモダンで攻めたフィット感とは又違うナポリテイスト、、、、、素晴らしい、すばらしい、スバラシイ。。。。。。。。。
どちらも魅力のナポリ。思わず迷いが生まれましたが、どちらも捨て難いのは間違いないですね。

PIROZZIビスポーク オーダー会
DATE|日程
3月31日(木)|福岡店 
4月1日(金)・2日(土)|大阪店 
4月3日(日)・4日(月)・5日(火)|南青山店
4月6日(水)銀座店

PRICE|価格
スタッフまでお問い合わせください

DELIVERY|納期
約1年
仮縫い時期により変更もございます。(仮縫いは2016年11月予定)

FITTING|採寸
ヌンツィオ・ピロッツィ本人による採寸

FABRIC|生地
HOLLAND & SHERRY, DORMEUIL, LORO PIANA, ZEGNA など

ウェブからもご予約いただけます。


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