この冬「コーデュロイ」が空前の大ブームです。細かい毛羽の立った凹凸の畝が生み出す温かみと豊かな表情が秋冬シーズンのおしゃれにぴったりですが、その歴史は意外にも古く、フランス王朝の最盛期を築いた太陽王・ルイ14世の召使いたちの制服用生地として採用された「code-du-roi(王様の畝)」を由来とし(諸説あり)、約320年もの長い間、丈夫で着心地のよいワークウェアとして世界中で愛され続けています。今回はモダンにアップデートされた最新のコーデュロイアイテムの魅力を最旬コーディネイトとともにご紹介します。
コーデュロイ初心者でも気軽にトライできて、かつ、いつものデニムやチノパンのコーディネイトがマンネリ化している方におすすめなのがパンツ。パンツ専業ブランド、セラードアーの人気モデル「ALFRED(アルフレッド)」は、太ももまわりにゆとりがあるうえ、裾に向けテーパードがかかったシルエットになっています。また、ウエストにゴムを配すことで、快適なはき心地を実現。ニットポロの上にパッチワークニットシャツを重ねた個性的な着こなしでおしゃれをリード!
パンツ / CELLAR DOOR ¥22,000(税込)
シャツ / COOHEM ¥30,800(税込)
ニット / COOHEM ¥26,400(税込)
バッグ / IL MICIO ¥35,200(税込)
シューズ / REPRODUCTION OF FOUND ¥25,080(税込)
カジュアルな印象が強いコーデュロイ素材もダウンフーディも、ハイセンスな高級アウターを得意とするイタリアのアウター専業ブランド、キーレッドの手にかかれば、ラグジュアリーなムードにシフト。光沢を帯びた深みのあるグリーンの生地とインナーのコントラストが視線を惹きつけます。イタリアの伊達男たちが大好きな配色テクニックに倣って、パープルのタートルネックニットやグレーのウールパンツを合わせたきれい色同士のコーディネイトが旬。着ぶくれ知らずのすっきりスマートな休日カジュアルスタイルが完成します。
ブルゾン / KIRED ¥160,600(税込)
ニット / Cruciani ¥66,000(税込)
パンツ / SIVIGLIA ¥35,200(税込)
バッグ / IL MICIO ¥64,900(税込)
シューズ / SOLOVIERE ¥73,700(税込)
フォーマルなスーツほど窮屈ではなく、何より上下セットだから"ただ着るだけ"で悩むことなくおしゃれな印象へと導いてくれるセットアップ。コーデュロイというのがまた最高に今っぽいのです! イタリアの名門スーツファクトリーブランド、ラルディーニの新作は、太い畝と細い畝を交互に組み合わせたニュアンスたっぷりなコーデュロイの風合いが魅力的で、着心地もばっちり。相性がいいのは、バックパックやスニーカーなどのカジュアル小物。色をブラックで統一したり、素材をレザーにすることで大人っぽいムードがキープできます。