伝統の英国ローファー、その最新スタイル

伝統の英国ローファー
その最新スタイル

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2016年、ローファーの新定番としてエドワード グリーンより発表された「デューク」。
柔らかな曲線を描くサドル、控えめなモカステッチ、重厚さを抑えたミニマルなデザインが特徴です。カジュアルなローファーにおいて、上品さを兼ね備えた数少ないモデルのひとつといえるでしょう。

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そのモデル名は20世紀において最も洒落者と称されたエドワード8世、後のウィンザー公爵(デューク・オブ・ウィンザー)が由来となっています。
ホワイトレザーをアッパーにあしらった、コンビ仕様の革靴をスーツに合わせた彼の写真は大変印象的です。

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組み合わせる色のコントラストが強いほどフォーマルな印象に強くなりがちですが、今回ご紹介させていただくダークブラウンとミディアムブラウンのコンビであれば、シックでありながらも遊び心のあるドレスダウンローファーとして、着こなしの幅を広げてくれます。また、もうひとつ大きな特徴といえるのが、ミディアムブラウンのアッパー部分にアニリンカーフを使用していることです。アニリンカーフは原皮のクオリティーがそのまま出るため、キメの細かく上質な革を使用することでエイジングが美しく、履くほどに味のある深い表情になります。そして、エドワード グリーンの代名詞ともいえるアンティーク仕上げをあえて施さないことでクラシック感が抑えられ、ドレスやカジュアル共にお召しいただけます。

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アウトソールには "R1" と呼ばれるラバー素材のソールを使用しており、シングルソールと見間違えるほど薄く、ラバーソールの中では最もドレッシーな印象を与えてくれます。
しかし、雨の日に活躍するというわけではなく、あくまでドレスダウンに仕上げるためのラバーソールなのです。

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そのため、ネイビーやグレーのクラシカルなスーツよりもカジュアルなリネン素材のスーツ、また、ニットポロシャツにシャツジャケットなどのドレスダウンしたスタイルやフレンチアイビーなコーディネートにピッタリな一足です。

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「ユーゲン」や「インスピンクト」などトレンド感のある、ゆったりとしたシルエットが特徴のブランドにも合わせやすく、スニーカーとは違う落ち着いた着こなしに仕上げてくれます。

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"ひと味"ではなく、"半味"くらいの違いが絶妙なさじ加減のコンビローファー。
ワードローブにひとつ加えてみてはいかがでしょうか。