FRITZ HANSEN ×
WHITE MOUNTAINEERING

with STRASBURGO
コラボチェア対談

フリッツ・ハンセンは、タイムレスなデザインを生み出すことを使命とする高級家具ブランドです。1872年にデンマークで創業、拠点を置き世界中にショールームを展開しています。
たった一つの家具で部屋、建物全体が美しく、そこでの生活や働く人々が気持ちよく過ごせると信じ、快適さに妥協することなく、美しい家具をデザインすることを目指しています。
今シーズン、フリッツ・ハンセンはホワイトマウンテニアリングとのコラボチェアをアジア限定で300脚を発売、そのうち10脚をストラスブルゴでも展開いたします。そのコラボチェアの魅力を前回と同様に対談形式でお楽しみください。

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Q1.今回のストラスブルゴ銀座店でのPOP UP EXHIBITIONはいかがでしたか?

鈴木氏 「逆にどうでしたか?笑」

門石 「今回のポップアップエキシビジョンでは弊社としても反響が大きく、お客さま及びお取引先さまから好評をいただきました。また、ファッションメディア以外の方たちからも注目を得ることが出来ましたことも良かった点のひとつでした。なにより、弊社で20年秋冬からスタートするLARDINI BY YOSUKE AIZAWA(ラルディーニ バイ ヨウスケ アイザワ)コレクションも同時に展示させていただき、お客さまからの予約もたくさん承ることが出来ました。」

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鈴木氏 「そう言っていただけまして私たちも非常に嬉しい限りです。弊社といたしましても御社の新しいコレクションと時を同じくして、同デザイナーである相澤氏が手掛けるWHITE MOUNTAINEERING(ホワイトマウンテニアリング)とのコラボは、まさに奇跡のタイミングでした。ストラスブルゴ銀座店さまで、あのようなイベントを行えましたことは、これまでご一緒させていただいたことが、点と点とを繋げるかのように思えて感動しております。また、じつは表立って名前はでていないのですが、今回のイベントの立役者はニコライ バーグマンさまのお力が大きなところでした。ビジュアルイメージでもニコライ バーグマンさまに協力していただき、銀座という大都会の中で自然を表現していただきました。」

門石 「チェアが引き立つ演出で、本当に美しく素晴らしかったです。」

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Q2.コラボチェアの細かな特徴をお伺いできますか?

鈴木氏 「今回のコラボ、実は3社コラボなのです。相澤氏がデザインした柄を、川島織物セルコンさまがこのチェアの為だけに生地を作成していただき、それを貼り付けています。この柄デザインのもとは、ホワイトマウンテニアリングのショップで使われていた什器などの寄せ木細工をイメージしたものを表現していただきました。かつてはショップのフローリングが寄せ木細工だったりで、凄く上品で美しい佇まいの印象でした。相澤氏と相談して自然とこのデザインが良いと進んでいきました。」

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門石 「どこか和のテイストが感じられ、フリッツ・ハンセンらしい、モダンさや美しさを併せもっているデザインで、日本家屋にもマッチするのも素晴らしいですよね。」

鈴木氏 「フリッツ・ハンセンのインテリアは無駄な装飾のない機能美を追求しています。そのこだわりがベースにあり、どんな空間にもマッチするのだと思います」

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門石 「また、座り心地が本当にいいですね!」

鈴木氏 「そうなんですよね、クッション素材や計算されたチェアの曲線が大きいですね。このチェアのモデルは、前回のエッグ・チェアと同じくアルネ・ヤコブセンがデザインしたグランプリチェアというモデルで、木脚なんですよね。木脚は木材の自然な柔らかさがあるのでそれもあると思います。また、グランプリチェアだから日本家屋ともマッチするのだと思います。」

鈴木氏 「そんなグランプリチェアはアルネ・ヤコブセンがデザインした成形合板の椅子のシリーズのひとつで、はじまりは1952年にデザインされたアリンコチェアでした。背と座が一体となった3次曲面をもつ、成形合板の椅子で世界初のものでオリジナルは3本脚でした。革新的な椅子であるがゆえに、発表当時は賛否両論でした。否定的な意見として、あまりにもミニマリズムすぎるという声がありました。1955年にセブンチェアを発表し、これも3本脚で、座面もよりゆったりとしたものとなりました。この椅子が世界的に成功をおさめ、フリッツ・ハンセンの名前も世界で知られるものとなったわけなのですが、これでもまだミニマリズムであるという否定的な意見もありました。その意見にこたえる形で出来たのが、この木製の脚をもつグランプリチェアでした。ミラノのトリエンナーレでグランプリを受賞したことから、この名前となったのですが、その名の通り、成功をおさめました。」

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門石 「そんな深い歴史があったんですね。」

鈴木氏 「なので私たちも、このグランプリチェアでコラボさせていただいたことは大変光栄です。」

門石 「本当に素晴らしいチェアですので、弊社としても展開させいただけるのが嬉しい限りです。」

Q3.最後にストラスブルゴのお客さまに向けてメッセージを頂けますでしょうか。

鈴木氏 「こんな時代だからこそ、家での時間を豊かに過ごしていただくために、インテリアを選んでいただくひとつの選択肢にしていただけると嬉しいですね。」

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門石 「本日はお忙しい中、本当にありがとうございました。」