RIVORA ART T-SHIRTS
with YUKI ONODERA
POP-UP SHOP
2009年のブランドスタート以来、日本のものづくりを大切にしながら、大人のためのカジュアルウェアを提案し続けているRIVORA(リヴォラ)。
そんなリヴォラは、毎年一人/一組のアーティストにフォーカスしTシャツというメディアを通してアートとファッションの橋渡しをするプロジェクト、「リヴォラ アートプロジェクト」を手がけています。
2021年は現代アーティストとして活躍するオノデラユキ氏とコラボレーションを行っています。
オノデラユキ氏はこれまで写真技術を用いた作品を数多く生み出してきました。
それらの中には、同氏のその小さな体からは想像できないほど、ダイナミックで大きな作品も存在します。
今回、リヴォラ アートプロジェクトの作品としてTシャツにプリントされている「Transvest」というシリーズもその例外ではなく、中には全長2メートルにもなる大きな作品も含まれる、同氏の代表作の一つです。
一目見れば忘れがたい、この「Transvest」シリーズ。
この不思議でかっこいい人物たちは誰なのだろうか、一体どうやって撮影されたのだろうか、と不思議に感じられると思います。
目を凝らしてよく見てみると、人物の体の中に「城」「羊」「庭園」などのモチーフが入っていることに気がつくと思います。
この作品、実は同氏がさまざまなメディアから採取した、世界中のあらゆる表象で作ったコラージュが被写体になっているのです。
カメラはただ写せば撮れてしまう機械かもしれませんが、真の姿というのはただシャッターを切っただけでは写りません。
人間もまた、表に見えているものの内側に、大きな別世界を持っているということかもしれません。
それにしても、彼らが新聞や雑誌を切り抜き、手作業で切り貼りしたコラージュの体だったとは。
本作はそれを逆光で撮影したものだと作家は説明してくれます。
分かったような分からないような......。
例えば、それだけでは説明のつかないこの浮遊感はどこからくるのか。よく見れば見るほどわからなくなります。
オノデラユキ作品の魅力のひとつは言うまでもなくこの「謎」です。
だから、謎は謎のままこの不思議な世界とともに旅に出てほしい。
そんな思いもこのTシャツには込められています。
今回、オノデラユキ作品の初となるファッションとの協業、そしてモノクロ作品である「Transvest」をカラーにチェンジするという冒険を形にした奇跡のコラボレーションピースが揃います。
また、期間中は店内にオノデラ氏のプリント作品を展示した、特別なディスプレイを展開します。
展示される作品は同氏の初期作品群「Dog」から2点、また、「世界は小さくない - 1826」から2点。これらはいずれも数量限定のスペシャルな作品で、ストラスブルゴで特別に先行販売されます。
さらに、今回フォーカスされている「Transvest」からの4点を含めた8つのプリント作品がストラスブルゴの店内を彩ります。
ぜひ、同氏のアート作品と共に、アートギャラリーさながらとなったストラスブルゴの店内でショッピングをお楽しみください。
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<RIVORA>
2009年にスタートしたニット・カットソーを手がける国内ブランド。
天然繊維を中心とした上質な素材を求め、糸からオリジナルで作るなどのこだわりを見せている。
アイテムはシンプルで時代を反映したシルエットに、さりげないデザインが加わり、オン・オフで使える大人のためのワードローブを展開。アーティストとのコラボレーションも多数てがけている。
<オノデラユキ>
東京生まれ。1993年よりパリにアトリエを構え世界各地で活動を続けている。
写真はオノデラユキにとって中心的な手段である。
カメラの中にビー玉を入れて撮影するなど、タブーとされるようなことも自由に乗り越えていく。
また、事件や伝説から構築された世界観は物語的で、型にはまらないユニークな発想で実験的な作品を数多く制作する。
その背景にあるのは、写真が私たちと世界との関係を変えたという認識である。
また、自ら焼き付けた2メートルを超える銀塩写真や、油絵の具で着彩を施すなど、機械的と思われる写真の概念を覆すほど、その作品には手の痕跡が刻まれている。
作品はポンピドゥ・センターを始め、サンフランシスコ近代美術館、ポール・ゲッティ美術館、上海美術館、東京都写真美術館など世界各地の美術館にコレクションされている。
主な個展に国立国際美術館(2005)、国立上海美術館(2006)、東京都写真美術館(2010)、ソウル写真美術館(2010)、フランス国立ニエプス美術館(2011)、ヨーロッパ写真美術館(2015)など。