腰ポケットの向きを横から縦へ変えるだけでスポーティーな雰囲気が加わったTAGLIATORE（タリアトーレ）のロングコート。小さな変化ではありますが、ビジネススタイルのカジュアル化が進むなか、もはやこのデザインがクラシカルなチェスターコートに代わり市民権を得たと言っても過言ではありません。

着丈や肩幅、ウエストの絞りなどのサイズバランス、胸周りの芯地の厚み、柔らかさなどを微調整することで現代的なスタイルにアップデートしています。
特に肩から胸周りにかけてのナチュラルなフィッティングと軽さは、ジャケットの代わりに羽織っても違和感がないほどです。
もともと肌触りの柔らかいきめの細やかなウールを使用しているのですが、カシミヤを10%混紡することでさらにその上質さを引き立たせています。

KIRED（キーレッド）が手がけるアイテムは普遍的なデザインとスタイリッシュに見えるサイズバランスが魅力のひとつです。トレンドに左右されにくいため上質な素材を長く愛用したいという方には特におすすめですし、ボトムスや小物使いでアレンジすればトレンド感のある着こなしも十分可能かと思います。

今回は中綿にダウンではなく『プリマロフト』というハイテク素材を使用することで撥水性、通気性を確保しながら着膨れしないスタイリッシュさも両立させています。
内襟は取り外しが可能で、着こなしや気分に合わせて使い分けていただけます。

カジュアルな印象が強いカバーオールも、MANZONI24（マンゾーニ24）が手がければ大人の休日スタイルを彩るのに相応しい上質なアイテムへと生まれ変わります。
モダンですっきりと見えるシルエットは適度なリラックス感があり、加えて上質な素材感、深みのある色合いなどイタリアのメーカーらしいバランスの良さは流石のひと言です。

襟裏には毛足の短いスエードがあしらわれており、着こなしのアクセントに。
デニムでももちろん問題ないのですが、ビジネスライクなウールパンツを合わせても、きれいめカジュアルとして成立してしまうところなど、実は汎用性が高いアイテムであることはここで申し上げておきます。