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The Elegance in Comfort 快適というエレガンス Vol.6

"季節の素材"で、
オンにオフにもスーツを楽しむ

少し意外に聞こえるかもしれませんが、実は昨今、
ファッションシーン全体でスーツ人気が高まっています。
行動制限もほとんど解除され、お洒落を楽しむ気分も盛り上がる今、
ドレスアップの高揚感を満喫できるスーツが改めて面白い!というのがその背景。
とはいえ、身も心も締め付けるようなものではなく、
あくまで快適に、それでいてエレガントに装えるスーツが今の主役。
その鍵となるのが、"季節の素材"です。
輝く太陽、そよぐ風の心地よさを一段と引き立てる春夏素材に袖を通せば、
新しい季節の解放感をよりいっそう満喫できるはず。
しかもそれらの多くは、オフタイムにも活躍する軽妙洒脱な表情を備えています。
今、スーツは最高に使える! 私たちは、そう声を大にしてお伝えしたいのです。

スタイル 1

Style 1
コットン&シルク混のスーツで
春のビジネスシーンをもっと華やかに

新プロジェクトの始動、新しいチームの結成etc. 春は色々なものごとが動き出す季節です。心機一転のムードを服装で表すなら、いつもより少し華やかなスーツを主役にして気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。この季節は多彩な色バリエーションのスーツがショップを賑わせていますが、ネイビー・グレー以外の春夏ベーシックといえばベージュ。なかでもコットン混のものが春らしい軽やかさを演出するのにぴったりです。

と、ここまでが一般論になりますが、ストラスブルゴではさらに"上"の選択肢もご用意。サルトリオの新作となる写真の一着は、ウール、コットンにシルクをブレンドすることで、華やかさと軽やかさに加えてラグジュアリーなエレガンスもプラスしています。

さらにこちら、ナポリの名門らしい柔らかな仕立ても今時季のムードに最適。麗らかな春の陽射しのごとく、解放感にあふれた着心地を味わえます。シルクブレンドの生地によりいっそうの軽さ、そしてなめらかな肌触りも獲得。ドレスアップしても窮屈さを感じさせない心地よさも特徴といえるでしょう。

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今年は昨年にも増して、大人の装いにも"色"が戻ってきています。そんな機運を反映して、この日はグリーンのニットタイとチェックシャツをコーディネート。心浮き立つ春だから、これくらい彩り豊かな合わせも自然に馴染むはずです。風光る季節に颯爽と歩けば、ポジティブなエネルギーが湧き上がってくること請け合いです。

スタイル 2

Style 2
今、改めて注目したい
"遊び着"としてのスーツ

世界中に活気が満ちあふれていた1980年代まで、スーツはビジネスウェアであると同時に最高峰のファッションアイテムでした。芸術家や文化人、ミュージシャンといった服装に縛られない職業の人たちも皆スーツに身を包み、街ゆく人も"ここぞ"という場面には一張羅のスーツを着こんで臨んだもの。そんな機運が今、当時を知らない若者たちを中心にリバイバルしつつあります。ノームコアやストリートといったカジュアル・ムーブメントを経て、今スーツは再び最先端の"遊び着"となりつつあるのです。

とはいえ、もちろんビジネススーツをそのままファッションに転用すればよしというわけではありません。そこで重要になるのが"季節の素材"の活用です。スモーキーなブルーが春夏らしいこちらは、サラリとしたコットン100%によるもの。スーツの醍醐味であるドレスアップのエレガンスはキープしつつ、程よく力の抜けた洒脱さも発揮できる一着です。

そしてこの素材の魅力は、昼と夜でガラリと表情を変える二面性。明るい太陽の下では爽やかで軽快な印象に移りますが、これが夜のライトに照らされると一転、上品さのなかにも色気が漂う、ラグジュアリーな雰囲気を演出してくれるのです。ホテルのダイニングが似合うのはもちろんですが、たとえば、ちょっとクラシックなバーで久々に一杯...というようなシーンに活用するのも一興。上質な夜のリラックスムードをいっそうリッチな気分で楽しめることでしょう。

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遊び着としてのスーツスタイルですから、コーディネートも解放感を意識してコンフォートに。シャツは第2ボタンまで開けて無造作に装いつつ、首元にはスカーフをサラリと巻いてアクセントにしました。リラックスしつつ華やぎを演出するために効果的なテクニックです。