summerknit

大人の秋冬の着こなしに欠かすことの出来ないレザーアウター。取り入れるだけでコーディネイトに圧倒的な存在感を出してくれる主役級のアイテムですが、レザーアウターと一括りにしても、その性格は多種多様です。今回ご紹介するのは、そんなレザーアウターの中でも素材と着心地にこだわった逸品です。一格上の贅沢感を味わえるレザーアウターで、大人のカジュアルスタイルをお楽しみ下さい。

TOPイメージ
TOPイメージ

無骨ではなくエレガンスな
"ヌバックライダース"

スタイル01
スタイル01
スタイル01
スタイル01

なんと言ってもシングルのライダースジャケットの利点は、ミニマルな印象を与えてくれるところ。もともと、シングルのライダースといえばバイカー由来の無骨さをイメージされる方も多いですが、クルチアーニのそれは無骨というよりも上品な印象。

海外の有名メゾンにも多くのレザーを供給しているスペインのタンナーRIBA社のエントルフィーノを使用した1着は優雅さえ感じさせます。また、ヌバック(銀面を薄く擦って起毛させたもの)のためスエードと違い革を削りすぎないので、シボも残った状態です。そしてナッパレザーと違い、表面に一切の加工をするができず、傷などを隠すことも出来ないので、特に最上級のグレードの原料が求められます。

秋口はトーンを揃えて品よくリラックスした装いを。足元は紐靴よりもカジュアル感を醸し出しつつ、スニーカーよりもエレガンスを感じるエドワードグリーンのローファーで大人のカジュアルスタイルにまとめています。

気軽にレザーアウターを楽しむならサラッと羽織れる
"レザーシャツ"

スタイル02
スタイル02
スタイル02
スタイル02

気軽にレザーアウターを楽しみたい方なら、レザーシャツ型の一着がおすすめ。カットソーやニットなどの上に羽織ったりと、その取り回しの楽さと汎用性の高さが魅力です。
こちらはフィレンツェのレザーファクトリー「DENIM」社が手がけるブランド「1945CA」のもの。超一流メゾンブランドのレザーウェアも製作する実力ファクトリーのものだけに、クオリティの高さは折り紙つき。ブランドロゴなどはなくその匿名性の高さから大人の男性の着こなしにも寄りそってくれます。

しっとりとしたラムスエードを使用したシャツブルゾンは秋口から取り入れたい一着。 重くなりがちな秋冬の装いも少し明るいブルーがコーディネイトを軽快にしてくれます。イージーパンツに合わせてスポーティに着こなしてもよし、デニムやチノなどカジュアルアイテムに合わせてカジュアルルックを格上げしてもよしなため、様天なコーディネイトをお楽しみください。

レザーアウターの中でもとりわけ存在感抜群な
"カーコート"

スタイル03
スタイル03
スタイル03
スタイル03

1900年代初頭に誕生したカーコート。その頃、ほとんどの車がオープントップだったため、寒さや汚れなどから保護するために開発されたとか...。当時は"カーコートを着ている=自動車を所有している"ことを示す、いわばステータスシンボル的なアイテムでもあったため、とくに男性の間で人気を集めたそうです。

そんな背景を持つカーコートを提案するのが、クルチアーニ。クルチアーニといえばニットを連想する方も多いですが、数々の名品ニットと並んで、実はレザーアウターも毎シーズン展開しています。

シルエットはもちろん、やはり注目すべきはその素材。表地にはシングルライダースと同じくスペインのタンナーRIBA社のエントルフィーノを使用。エントルフィーノは軽い革ですが、あえてボリュームを出して仕上げたことで、張りのある、存在感のある一着に。そして裏地にはイタリア・ビエラを拠点とする老舗カシミヤメーカーPIACENZAのウールカシミヤ。起毛感のあるウール×カシミヤで、温かな着心地をお楽しみいただけます。

もちろんこちらのカーコートを着たまま運転しても窮屈さを感じさせないほど柔らかな着心地のため、優雅なドライブシーンを満喫したいときにもぴったりです。タウンで着こなすならモノトーンでストイックなコーディネイトはいかがでしょうか。