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2023秋冬 VOL.1 CASHMERE COAT

冬の夜明けと、カシミヤコート。

冬はつとめて。まだ夜も明け切らない早朝の空気は凛と澄み渡って、
どこか心身が洗われるような気持ちになります。
そんなとき最高の幸せを感じられるのが、カシミヤコートの着心地。
まるで暖かな空気のごとく体を軽やかに包み込み、
どこまでも優しく、心身に寄り添ってくれます。
朝焼けに照らされて浮かび上がるドレープの美しさに
しばし見とれつつ、いつもの道を歩き出す。それだけで、
今日はなんだかいい日になりそうだ、と思えるはず。

スタイル 1

Style 1

ブラウンカシミヤで築く
冬のシック&エレガンス

カシミヤは、"幸せの素材"といわれます。軽く、柔らかく、滑らかで、暖か。さまざまな心地よさが渾然一体となったその肌触りは、なんてことのない日常を極上に変えてくれる力があります。スーツやジャケットの上に、上等なカシミヤコートを着て出かける。それは、大人だけに許された贅沢なのです。

そんな愉しみを肌だけでなく目でも味わいたいなら、おすすめはブラウンのカシミヤを選ぶこと。その理由は、光を受けたときのドレープ美をネイビーやグレー以上に堪能できるから。歩みに合わせてなびくコート。その動きひとつひとつに、極上のエレガンスが表れるのです。

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写真の一着は、ナポリ仕立ての帝王・キートングループに属する「サルトリオ」のカシミヤ100%コート。毛足のある生地に織り上げられているため、抜群の滑らかさと上品な艶やかさを備えているのが魅力です。素材の魅力を最大限活かすため、芯地やパッドはもちろん裏地の一部も省いてとことん軽快仕立てに。まるで極上のローブをまとっているようなリラックス感を味わえます。

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シックなブラウンのコートに合わせて、ガンクラブチェックのジャケットとシャンブレーシャツでブリティッシュ・アメリカンなスタイルに。キリッとタイドアップしてもどこか余裕の漂うたたずまいは、ウォームにまとめた素材感、そしてカシミヤコートの上質感が決め手になっています。冬の装いならではの醍醐味を、心ゆくまで楽しんで。

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Style 2

カシミヤコートを
あえてカジュアルに着る贅沢

こちらのスタイリングは、海沿いに住む紳士の休日をイメージして組んだもの。いつもよりちょっと早く目が覚めた冬の朝、美しい朝焼けに誘われて、浜辺までそぞろに足を伸ばしてみる。ゆるりとしたパーカの上から無造作に羽織るのは、ラグジュアリーなカシミヤチェスター。スーツやジャケットの上に羽織るのとはひと味違う軽さと柔らかさを愉しみながら、波音と昇る朝日に包まれてチルアウト......そんなライフスタイルを表現しています。

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昔ながらのチェスターコートは着丈も長く、芯地などで構築されているため、このようなカジュアルスタイルでは活用しにくいもの。しかしサルトリオのカシミヤコートは、前述のようにアンコンを追求した仕立てゆえ休日使いも難なく決まります。膝上に設定した軽快なシルエットも、パーカなどリラックスウェアとの相性を高めるポイントに。通勤からオフタイムまで、あらゆるシーンを贅沢に盛り上げてくれるコートなのです。

ちなみにインナーに着ているパーカも、一般的なスウェット素材ではなくカシミヤ100%のニット。着心地抜群なのはいうまでもありませんが、上品さも格別です。贅沢極まるカシミヤ・オン・カシミヤスタイルは、休日のクオリティを格段に上げてくれることでしょう。

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