ストラスブルゴはこれまで世界中のブランドやテーラーのスーツを展開してきました。数多くある中でも、軸としているのがSTRASBURGOのスーツです。ストラスブルゴの専属テーラーとして活躍する大島崇照（おおしまたかあき）氏の監修の元、2017年から展開する同コレクションのスーツは、"日本人に向け"クセのない自然な服を目指し、安心なフィットとスタイリングを提案します

清潔感(Clean)、知性(Intelligence)、先進性(advance)をコンセプトにスタンダードな装いの中に個性が引き立つ、言わば着る人のパーソナリティが活きるスーツを理想としています。そのため、基本となるスーツは3つボタン段返りのジャケットとワンタック入りパンツです。シンプルでありふれたスーツですが、それこそがストラスブルゴの考える理想のスーツです。デコラティブな洋服はファッショナブルで気持ちを高揚させてくれますが、日常的に袖を通したい洋服はトレンドに左右されることなく、日本人の体に寄り添ってくれます。

同コレクションのスーツを監修する大島さん曰く、「こだわったのは〝普通〞であること。いかにもビスポークという誇張的な要素はあえて排除し、〝着る人を引き立てる〞というスーツの本質的な価値を追求しました。以前のモデルでは、もっとビスポークの要素を取り入れていたのですが、既製服での完全再現はどうしても難しい部分もありました。ならば、無理にビスポーク感を演出せず、素直に〝いいスーツ〞を作ろう。そう考えるに至ったというわけです」〝普通〞だからこそ万人にフィットする　「スタイルがないのがハウススタイル」と話す大島さん。自分を主張せず、どこまでも着る人のことを考える。大島さん監修の既製スーツからも、そんなモットーが伝わってきます。「どんな体型の方にもフィットするよう、カッティングや仕立てを研究しました。主張のないスーツですが〝普通〞にいい。そんな魅力を感じていただけたら幸いです」

1842年にパリで創業し、180年の歴史を誇るドーメル。快適性のある世界初のスポーツ用生地「SPORTEX」や世界初のモヘア高混紡生地「TONIK」など有名な生地がある中で今シーズンストラスブルゴが選んだのが「MILLENNIAL」「ROYAL11」「KRONO」です。 それぞれハイクオリティな生地なことは言わずもがなですが、バラエティーに豊かなラインアップは、大人のあらゆるオケージョンをカバーしてくれること間違いなしです。

新しい服地の時代という意味から命名された新コレクション「ミレニアル」。羊毛原料がその後の最終製品に至るまですべての製造工程において、責任ある管理がされているかを証明する国際的な認証基準である、RWS（レスポンシブル・ウール・スタンダード）から認証されたSuper110'sウールを使用し、ナチュラルストレッチがあり、通気性に優れています。動物の人道的な扱い、健全な土地、サプライチェーンなど認証のための厳しい基準をすべてクリアしたウール素材です。地環環境、羊の健康に配慮されたウールから作られた新しい服地の時代を代表する生地コレクションです。

12オンス（約340g）の目付で販売されていたロイヤル12が、11オンス（約310g）に軽量化されロイヤル11としてリニューアルされました。かつて12オンスは別名「サヴィルロウ番手」と呼ばれ、目付のしっかりとした生地を好む英国人の間では人気でしたが、地球温暖化の影響により薄手の生地を求めるニーズが高まり、歴史と伝統を重んじるロンドンテーラーでも時代の流れとともに新しい基準へとかわりつつあります。

ストップウォッチ機能を兼ねた腕時計「クロノグラフ」をイメージして名付けられた当コレクション「クロノ」は、時間に正確なビジネスマンに適し、実用性と優美さを兼ね備えた新しいスーツ服地です。耐久性がとても高く、ナチュラルストレッチによる快適な着用感が、現代社会のハードな業務にも対応できる仕上がりに。縦糸に毛羽が少なく絹のような光沢や滑らかさが特徴のコンパクトヤーンを使用しているため、現代社会にマッチしたエレガントな風合いとなっています。