Metamorphosis by Alexander Mcqueen

ニューヨークに行くと、必ずチェックするウィンドウがある。
Bergdorf Goodman(バーグドルフグッドマン)のウィンドウ。

セントラルパークサウス、5th Avenueに位置するこの老舗百貨店ウィンドウは、ニューヨークで最も注目を集めます。

このウィンドウがなければ、いわば、ニューヨークは、胸につけるダイヤのネックレスを失った女性のように、輝きをなくしてしまうのではないかと思うほどに、わたしとにとって、そして、多くのニューヨークファンにとって、重要なのではないかと思います。

5月、ニューヨークに行った、ちょうどその時は、4月29日に行われた英国ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式直後だったこともあり、もちろん、ウィンドウは、Alexander McQueen(アレキサンダー・マックイーン)へのオマージュに。
そういえば、ファッションに強い、メトロポリタン美術館でも、同時に彼の作品の展覧会が行われていました。

ファッションファンなら、ご存知とおり、彼が、まだ若い自らの命を断つ直前には、希望と絶望が入り混じったつぶやきをtwitter で吐露していました。

ファッションを、アートとして、その精神世界の表現手段とした、Alexander McQueenの作品は、まさに、彼自身のMetamorphosisだったのでしょう。

そして、作品は、彼を信頼し、敬う、チームによって、愛をもって継承され、歴史がファッションやアートを語るうえで、なくてはならないものであることは、間違いありません。

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"With me, metamorphosis is a bit like plastic surgery, but less drastic. I try to have the same effect with my clothes. But ultimately I do this to transform mentalities more than the body.
I try and modify fashion like a scientist by offering what is relevant to today and what will continue to be so tomorrow"
Fall 2009 Alexander Mqueen


僕にとって、metamorphosis(変態、変身、変容) は、つまり、ちょっとしたの外科手術のようなものであり、ドラスティックなものではない。ぼくは、僕自身の服にもそういったようなものをもたらそうとしている。しかし、最終的には、服そのもよりもメンタルなものに置き換えている。僕は、科学者のようにファッションに挑戦し、モディファイしている。今日に関わること、そして、明日に続くことを提案しながら。

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