こんにちは。
STRASBURGO銀座店の川口です。
いつも、ブログをご覧いただき、有難うございます。
『お洒落は足元から』
よく聞くフレーズですね。
意味合いとしては、
ジャケットからシャツ、そしてアクセサリーまで気を配っても、
靴で締め、且つ清潔でないとお洒落は完結しない。ということだと、
認識しております。
『足元をみる』
という言葉も存在する(してしまう)ように、
自分からもっとも遠く見えてしまう部分にまで気を配れる人は
それだけで
人柄を表現出来る(されてしまう)という、ものの例えなんだと思います。
では、
前述で指している『足元』というのは、靴だけなのでしょうか。
『お洒落は足元から』と、
洋服がお好きな方、ビジネスマンの方々は一度は耳にしたことがあり、
既に、ケアされている方が多数かと思います。
そこで、
見落としやすいパンツ(トラウザーズ)こそ、
『足元』の部分に含めるべき、重要箇所なのではないでしょうか。
『お洒落はパンツから』
(うん、悪くない。)
と、自己完結させて頂いたところで、
こちらをご覧ください。
≪Model:金村 Height:181cm Weight:72kg Size...Jacket:46 Pants:48≫
綺麗なオフホワイトのジャケットですね。
綺麗な、ターコイズグリーンのパンツですね。
なんだか、華のある、ネクタイですね。
...と。それだけでなく、、、
非常に、エレガントに見えませんか。
深めに設定された股上。
プリーツ入りの、あくまで無理のないスリムシルエット。
ハンドメイドで仕上げた柔らかさ。
右腰まで伸びた長い持ち出し。
綺麗なヒップラインを描きつつも、
お尻のトップから裾までのテーパードは見事なまでの一直線です。
これこそ、
パンツで魅せる、パンツが主役になり得るスタイルだと思います。
Ambrosiの存在感、エレガントさは段違いです。
ご紹介が遅れましたが、こちらのトラウザーズの職人の名は、『Salvatore Ambrosi』。
『Salvatore Ambrosi‐サルバトーレ アンブロージ』
ナポリ代々のパンツテーラーのファミリーに生まれた、4代目。
ファミリーの仕事はナポリの有名サルトからのパンツオーダーです。
ファミリーのパンツ職人としての歴史はSalvatoreの曾祖父Antonioが、第二次世界大戦中アメリカ軍の軍服パンツをつくることから始まりました。
そして祖父、父とその腕を認められ、ナポリの多くの有名サルトとの仕事が増えていきます。
Salvatoreは8歳から祖父と働き、技術を覚えるにつれ、何か違う、自分の物を作りたいと考えました。
17歳、夢多く、血気盛んだったSalvatoreは自分のブランドを作ろうとしましたが、
父は、「パンツ職人はサルトの為にパンツを作ったら良いのだ」とまったく取り合いません。
父の意向で、Kitonに入社。
19歳、自分で何か出来ると思い立ち、2年間働いたKitonを辞め、顧客を求め、イタリア全土を旅する。
20歳、渡米、自分の小さなブランドをスタート。それが、ブランドとしての、Salvatore Ambrosiの始まりです。
そして、それが今では16年になり、24カ国にお客様が出来、
今でも、旅を続けています。
アジア・ヨーロッパの若い、次世代のお店達との取り組みの為にです。
普段、STRASBURGOではビスポークのみのご紹介でしたが、
この度、銀座店先行で、既製品の取り扱いを開始致しました。
ウールタイプ5色、コットンタイプ5色の展開、
パターンはどちらも同じワンプリーツです。
是非、お試し下さい。
最近の股上の浅いシルエットからでは、抵抗もあるかと存じますが、
数分のご試着の段階で、
心地よさ、色気、存在感を感じとって頂けると思います。
銀座店にお越しいただくことが困難なお客様は、
お近くの店舗へご相談くださいませ。
オーダーを迷われていらっしゃるお客様の、お試しだけでも構いません。
体感してください。お待ちしております。
STRASBURGO 銀座店
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川口 健太