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明日22日土曜日に迫りましたPHILIPPE ATIENZA ビスポークオーダー会。
開催前にサンプルの一部が届きましたのでご紹介いたします。
●マウンテンブーツ
1足目でいきなりハードなテイストのブーツです。
オーストリッチの艶めかしい雰囲気に、アンティークフィニッシュの美しさが相俟って、
ATIENZAの魅力が全開です!
まず目を引くのがレースアップの仕様。
通常、3穴~4穴くらいまでハトメのレースホールが多いのですが、こちらはスタートの
D管含めすべてがフック仕様。
非常に結ぶのが楽で、加えて脱ぎ履きし易いです。
トゥーシェイプもすっきり、且つボリュームを抑えた形状です。
マウンテンブーツは厚手のソックス着用が前提の為か、トゥーにボリュームがあるものが多いのですが、こちらのトゥーシェイプはドレスシューズのような佇まいです。
ビスポークのドレスシューズは勿論美しいのですが、こういったスポーティーなディティールの靴こそ、ビスポークならではのシェイプが活きるような気がします。
見た目が武骨になりがちなノルヴェジェーゼ製法も、このシェイプのお陰でとてもスマートです。
こんなブーツがあれば、毎年の冬が待ち遠しくなります。
●モンクストラップ
この形状のモンクストラップも、フィッティングが非常に重要で、甲周りのサイズが合わないとタンの合わせが開いてしまいます。
ビスポークに是非お勧めしたいモデルです。
吐き口のカーブに合わせラウンドさせたベルト部分。
こういう細かい仕事が全体のシルエットに及ぼす影響はとても大きいです。
本当に美しいです。
写真だとお伝えしづらいのですが、視覚的に足を細く見せるような革のカッティングであったり、ステッチに沿ってポリッシュを濃く施すことでメリハリをつけ、通常のアンティークフィニッシュとは異なる奥行きある仕上げにしたりと、とにかく仕事が細かいです。
こういったミリ単位の違いや、気の遠くなるような時間をかけた手間暇が大きく仕上がりに影響するのではないでしょうか。
あくまで私見ですが、イギリスの『質実剛健』、イタリアの『艶・色気』、それがうまく融合されたのがフランスのビスポークシューズではないでしょうか。
クラシックな佇まいなのに、これ見よがしではない遊びのディティールがどこかに組み込まれている・・・・・。
当日はこれら以外のサンプル、そして革見本をご用意して皆様をお待ちしております。
是非この機会にPHILIPPE ATIENZAの世界観をお楽しみください!!!
4月22日土曜日 ストラスブルゴ銀座店
4月23日日曜日 ストラスブルゴ南青山店
STRASBURGO 銀座店
〒104-0061 東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座2階
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櫻井 辰也