1960年代にイタリア最南部・プーリア州で誕生したラグジュアリーブランド創業した、「タリアトーレ」。そのブランド名は"裁断士"を意味し、名の通り、卓越したカッティング技術と伝統的な職人技が息づくパターンメイキングが魅力です。クラシックでありながら、南イタリアらしい力強さとエレガンスを併せ持つスタイルは、世界中のモダンジェントルマンを魅了しています。 今シーズンは、そんなタリアトーレのアイテムがこれまで以上に豊富にラインナップ。なかでも注目したいのが、ジャケットとスーツの"モデル"による違い。それぞれのモデルが持つ個性や魅力をご紹介します。

まるでシャツのように軽やかに羽織れる、タリアトーレ最軽量のジャケットモデル。芯地や肩パッドを極限まで省き、裏地も袖裏を除いたミニマルな仕立てにより、盛夏でも快適な着心地を実現しています。筒袖仕様で、ボタンを付けずそのまま着られるのも嬉しいポイント。Tシャツの上にさらっと羽織るだけでサマになり、ビジネスからカジュアルまで幅広いスタイルに対応します。
「MONTECARLO」と同じシルエットながらも、芯地を極力省き、軽快な着心地に仕上げたモデル。春夏仕様では袖裏を省き、半袖の上に羽織ってもサラッと快適に着用できます。ウエストに向かってシェイプされた細身のシルエット、短めの着丈、高めのゴージラインが特徴。「LIGHT」よりもややウエストの絞りが強調されたモデルです。

「DAKAR」のスーツバージョン。ジャケットは、軽量で柔らかな仕立てにより、ストレスフリーな着用感を実現。シルエットは細身で、ウエストをしっかりシェイプし、高めのゴージラインや短めの着丈がスタイルアップを叶えます。パンツは、ウエストシャーリングとドローコード付きのテーパードシルエット。腿から裾にかけて美しく絞り込みつつ、ヒップまわりには適度なゆとりを確保。ベルトループ付きで、オン・オフ両方に対応可能です。軽やかさと汎用性を兼ね備えたセットアップです。
タリアトーレのスーツラインのなかでも、最も構築的な雰囲気を持つ「VESVIO」。定番の「MONTECARLO」と同じく鋭角なカッティングと深めのサイドベントを採用しながら、肩まわりには薄く芯地を入れることで、より凛としたシルエットを実現しています。モダンで洗練された印象を与える、ビジネスにもフォーマルにも対応可能な一着です。
モデルによって異なる表情を見せるタリアトーレのジャケット&スーツ。それぞれが持つ個性は、シーンや季節によって装いの幅を広げてくれます。今の気分やライフスタイルに寄り添う一着を、ぜひこの機会に見つけてください。