ELEMENTS OF STYLE 2023AW Vol.2「バーテンダー 成田玄太 × STRASBURGO」

モデル パトリシオ
ELEMENTS OF STYLE CRUCIANI
2023 AW Vol.02
バーテンダー 成田玄太

バーテンダーとして<Bar werk>に立つ傍らで、フリーランスとしてもドリンクに関連するメニュー開発やプロデュースを手がける成田玄太さん。若い頃から服が好きでいろいろなスタイルにチャレンジしてきたという。このコンテンツでは、ゲストの方がストラスブルゴのセレクトアイテムを吟味し、セルフスタイリングを披露。前回に引き続き、成田さんのこだわり個性溢れる着こなしをご紹介します。


冬アイテムの中では、特にニットが好きです。今まであまりカーディガンタイプのニットは着てこなかったのですが、去年久しぶりに購入してから、なんとなく気になってまして。この<ストラスブルゴ>のカーディガンは、ざっくりしていてとにかくあったかいですね。イメージ的にはおじいちゃんのカーディガンみたいな可愛い雰囲気なんですけれど、カシミア素材なので着てみると意外と上品にまとまるのが気に入りました。実は、このコーディネートは、すごく悩んだんです。というのも遊びや外しをどの程度加えるかで、トラッドにも見えるし今っぽくも見える。汎用性が高いからこその贅沢な悩みです(笑)。色んなスタイリングが楽しめそうですね。最終的に選んだのは古着のカバーオールとの組み合わせ。今回は、ジャケットを着る感覚でカーディガンを合わせてみました。このカバーオールは、数年前にニューヨークの「スリーピージョーンズ」のインショップで購入した<ディッキーズ>の古着で、ダメージの入り方もフィッティングも気に入って即買いしました。

コーディネイト

インナーは、<ブルックス ブラザーズ>のボタンダウンシャツに、古着の無地ネクタイを合わせています。シューズは、<マネブ>という日本のブランドです。見た目はベーシックなレースアップの革靴ですが、実はソールがスニーカーソールになっています。スケボーができるドレスシューズっていうコンセプトが面白くてお気に入りの一足ですね。普段は、立ち仕事だから疲れやすい革靴をあまり履くことがないのですが、これはまったく問題なしです。今日お邪魔している代官山のカフェバー「スプートニク」は、店主とも顔なじみでよく通っています。ここでお酒のレシピなんかを考えたりすることも多いです。愛用している<スマイソン>の手帳に思いついたレシピをいつもメモしています。

コーディネイト 細部

バーテンという職業柄、ある程度の清潔感を意識していますが、ファッションに関しては、自分らしさも表現していきたいんです。40代になってからは、自分のスタイルがだんだん固まってきて、20代の頃よりもはるかに自分に似合う服が分かるようになってきました。僕のトレードマークの髭もいい感じに着こなしのアクセントになっていますし、これからもファッションを楽しみたいですね。

STRASBURGOのオリジナルニットとは?

ウールカシミアで仕立てたハンドニットカーディガン。前立てや袖口、裾を幅広のリブで切り替え、メリハリの効いた表情を生み出している。着用時にシャープなVネックがインナーを覗かせ、絶妙なバランスのレイヤードスタイルを演出。すっきりとしたシルエットでボトムスともコーディネートしやすい一枚です。フロントにはマーブルボタンを採用し、さりげなくこだわりを感じさせてくれる。

モデル パトリシオ
バーテンダー

成田玄太

GENTA NARITA
1982年東京生まれ

ランドスケーププロダクツの店舗<Tas Yard(タスヤード)>の店長を経て独立。PERCH(ペルチ)という名前でドリンクの開発やプロデュースを行っている。現在は、神宮前の<Bar werk(バー ヴェルク)>店主を務める。