モデル パトリシオ
ELEMENTS OF STYLE CRUCIANI
2024 SS Vol.01
スタイリスト 久保コウヘイ

ファッションスタイリストとして幅広いフィールドで活躍する久保コウヘイさん。毎回このコンテンツでは、ゲストの方がストラスブルゴのセレクトアイテムを吟味し、セルフスタイリング。久保さんのこだわりの着こなしを紐解きます。


いつも心がけているのは全体のバランス感。

「僕は、スタイリストとして独立しから20年以上前経ちますが、今でもスタイリングで心がけているのは、『ドレスアップとカジュアルダウン』です。例えば、僕は、ラギッドなアイテムが好きなんですが、それらをそのままコーディネートしてしまうとカジュアルの極みみたいになってしまいますよね。そこで、ドレスアップするものを取り入れるわけです。このストラスブルゴのオリジナルブルゾンは、レオパードの側章入りのパンツとローファーを合わせて、カジュアルとドレスのちょうどいいスタイリングのバランスを意識しています。袖をまくる長さとかインナーの見え方によっても印象が変わるんですよね。薄手のエコレザーで、ハードになりすぎない軽快な感じも気分です。しっくりくるバランスを見つけるのは、簡単ではありませんが、スタイリスト冥利につきる作業でもあるんですよ」

コーディネイト

「スタイリストには、他人の服を選ぶいわゆるパーソナルスタイリングという仕事もあります。この仕事は、いかに相手の趣味や好きなスタイルを見分けられるかという能力が求められます。普段着ている色味や好みのスタイルを把握して、その場で考えて提案する流れになります。例えば、派手目な人に、紺ブレを薦めてもそんなに響かないけれど、白ジャケだったら響くみたいな紹介の仕方も考えます。相手の正解を探してそれを完成させるという感覚ですが、もし、どちらがいいかと聞かれた場合の答えは常に用意しておきます」

コーディネイト 細部

メガネは、日常的に使用しているアイヴァンです。薄い色の入ったサングラスで、嫌味にならない程度の濃度に抑えています。カッコつけているように見えるとちょっと恥ずかしくなってしまいますからね(笑)。シルバーのブレスもいつも身につけています。足元は、側章入りの古着パンツと同様に外しの意味でドクターマーチン。ロングTシャツはsacaiのデザインものですね。黒っぽい服が好みなのですが、あまりラギッドになりすぎないようにまとめています。やはり、お洒落な着こなしのコツは、全体のバランス感が大事なんですよね」

STRASBURGOのオリジナルブルゾンとは?

レザーのような光沢感が持ち味のブルゾンは、実は、ポリウレタン×ポリエステル素材を使用したエコアイテム。見た目を裏切らない軽さと合わせやすさが魅力の一着だ。

建築家 三井嶺
スタイリスト

久保コウヘイ

Kohei Kubo
1977年東京生まれ

2002年に独立し、メンズ誌を始め、俳優やタレント、アスリートなどのスタイリングも担当する。企業向けのスタイリングセミナー等も開催

ARCHIVE

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[1] スタイリスト 久保コウヘイ × STRASBURGO

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[4] 建築家 三井嶺 × CRUCIANI

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[3] 建築家 三井嶺 × CRUCIANI

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[2] バーテンダー 成田玄太 × STRASBURGO ORIGINAL

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[1] バーテンダー 成田玄太 × SARTORIO

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[18] モデル パトリシオ × MC GEORGE

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[17] モデル パトリシオ × SARTORIO

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[16] セレクト書店 店主 森岡督行 × EDWARD GREEN & CISEI