モデル パトリシオ
ELEMENTS OF STYLE CRUCIANI
Style No.18
モデル パトリシオ

10代の頃からモデルとして活躍するパトリシオさん。仕事柄、数々の服に袖を通してきた彼は、服の着心地を誰よりも知っている。毎回ゲストの方がストラスブルゴのセレクトアイテムからお気に入りをピックアップし、セルフコーディネートを披露するこのコンテンツ。No.17に続き今回は、そんなパトリシオさんのライフスタイルに寄り添ったこだわりの着こなしをお届けします。


服を着こなすプロのフェイバリットスタイルとは?

モデルになったのは今のモデル事務所にスカウトされたのがきっかけです。所属したのは、10代の後半でしたね。元々、服には興味があって実は、スタイリストや編集者などファッションを作る裏方の職業にも興味があったんですよ。
いざ、モデルの仕事をするようになって約22年経ちますが、国内外含めてほんとうにいろいろな服を着てきましたね。Tシャツのようなカジュアルからスーツまで、ストリートブランドからハイブランドまで。本当にいろいろです。特に昨今は、web社会なので撮影で着る体数が圧倒的に増えました。1日に100カットということもよくあります(笑)。そのおかげで、片袖を通しただけで、その服の着心地が感覚的に分かるようになったんです。そういう意味では、この〈マック ジョージ〉のニットTの着心地もすぐに分かりました。肌触りが良いだけでなく、軽いからノンストレスで着られます。僕はサーフィンが趣味ですが、サーフィン後にTシャツ代わりにサラッと着たいですね。薄いベージュの色味もすごく大人っぽい。

コーディネイト

この〈マック ジョージ〉のニットがクリーンなイメージだったから、それに合わせて白のパンツをスタイリングしてみました。足元は、いつも愛用しているレインボーサンダルです。かなり履き込んでいるので色にだいぶ味が出ていますね。気が付けば、いつもの自分の格好にかなり近いかも。今日持ってきたミッドレングスのボードは、〈フィンガーシェイプ〉という名古屋のブランドのものです。普段は、このボードとロングボードのどちらかを使っています。ベージュっぽい色なので、なんとなく、スタイリングの色合いに合わせて選んでみました。

コーディネイト 細部

僕は、サーフィンをやるようになってから茅ヶ崎に移り住んで、もう10年以上経ちます。やはり、ライフスタイルと着るものって密接な関係にあると思うんです。若い頃は、レザーアイテムが好きで当たり前のように着ていましたが、ここに住んでからは、サーフィン、仕事、子育てを繰り返すうちにまったく着なくなりましたね。それよりももっと着心地のいいものや肌触りのいいものを選ぶようになりました。僕は、服が好きだから、いろいろな格好をしますが、ひとつ言えるのは、シンプルなもの、気持ちいいものという二つのキーワードが服選びのポイントになっています。ある意味それは、僕のライフスタイルそのものなのかもしれませんね。

MC GEORGEとは?

1881年にスコットランドで創業されたニットウェアブランド、MC GEORGE OF SCOTLAND(マックジョージオブスコットランド)。ダンフリーズで手編みのニットウェアや編み針を製造販売していた父、ロバート・マックジョージの意志を受け継いだ2人の息子によって会社が設立された。その長い歴史の中で、数多くの著名人が着用してきたブランドです。マック・ジョージのシェットランドセーターは、高品質と色数の豊富さで有名。製品に用いられる素材には一切妥協せず、質の高いカシミヤやシェットランド、ラムズウール、コットンなどが使われ、現代的なフィッティングで高いファッション性も実現している。

モデル パトリシオ
モデル

パトリシオ

PATRICIO

1984年東京生まれ。17歳の時にモデル事務所からスカウトされ、モデルとして活動。さまざまなメディアで活躍し、現在でも多忙な生活だが、神奈川県の湘南エリアに移り住んだことをきっかけに、サーフィンやゴルフといった趣味も充実。

ARCHIVE

23ss 03

[13] 古生物学者 平沢達矢 × CRUCIANI

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[12] 江口洋品店・江口時計店 店主 江口大介 × EDWARD GREEN

23ss 03

[11] 江口洋品店・江口時計店 店主 江口大介 × EDWARD GREEN